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[植物園に踏み込むと、は、と一つ、息を吐く。
植物や動物に触れるのは、子供の頃から好きだったから。
そういう意味でも、ここは気に入りの場所だった]
……さってとー、さっきのひとはー。
[預かりもの片手に、呑気な口調で言いながら、ぐるり、周囲を見回す。
実際、向こうの状況とかは知らないから、こちらは呑気そのものだった]
[出入口へと向かえば植物園へと訪れた人達が行き交うのが見えた]
っと、ごめんよ!
[急いでいたものだから辺りを見回す青年>>52とぶつかりかけ、身を翻してその横を通り過ぎようとする]
「今日もありがとねえ、ギンスイちゃん」
ちゃん付けは止めて欲しいんだけど、オソメさん。
[ギンスイと呼ばれるのはいい。むしろ祖母と読みが同じで、女っぽい名前だと感じてしまう本名より自分でも好きだ。が。
24にもなってのちゃん付けは、いただけない]
「明日もよろしくねえ、ギンスイちゃん」
はいはい、また明日。
[とはいえ、こうしたやりとりも毎度のこと。
ニコニコと変わらない祖母の親友に勝てるわけないので、肩を竦めて流して終わる]
(でっかい?
ん? 俺か?)
[一応でかい自覚はある。
かけられた声>>54に急ブレーキをかけて、少したたらを踏みながらも振り向いた]
俺?
[人差し指で自分を指し示す]
落し物って……あーー!
[青年>>57の手にあるものを見て、思わず声を上げた。
木槌を指差しながら大股で近付いて行く]
それっ、俺のっ!
うわ助かったー、探してたんだよ!
届けてくれてありがとなぁ。
[ホッとした表情で笑い、木槌へと手を伸ばして]
君、名前は?
是非お礼をしたいんだが。
あ、俺は樹村友幸ってんだ。
…あれ、写真撮るんだ?
[安堵の影響かぺらぺらと口が回り、相手へ問いかけまくっていた]
こないだ貰ったの、これか。
[帰り道、ゲームセンターの店先にて。
ふてぶてしい猫のマグカップが箱に入っているのを見つけて何となく止まる。
ちなみに貰った奴は今、店先で割箸入れとして鎮座ましましている]
はあ...いい加減、お化粧崩れちゃうし。
いつまでかかるのかなあ?
[青空の下 ぽつねんと 放置]
いっくらモブ扱いだからって、ひどくない?
[ぶつぶつ 自分で言ってて 悲しくなってきた]
[渡された木槌>>63を握り、作業着のベルトへと差し込んだ]
いやぁ、失くしたら大事だったものだからさ。
綴木進矢、進矢君だな。
本当にありがとう。
[名前を確認して、再度礼を言い笑みを浮かべる]
へぇ、植物も撮るのか。
ここのも撮ったりするのかい?
父が樹木医でね、ここの植物も手がけてるんだ。
[物言いが曖昧なことは特に気にせず、問いを重ねて一度視線を周囲へと向けた]
『ツキちゃーん、もうちょっと待っててねー。監督、もうちょっと雲が欲しいって』
はーい!了解でーす!
[雲待ちかよ! とは言えず にっこり]
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