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でも足を止めて、話しを聞いてくれた。
関わろうとしてくれた。
[不機嫌そうな表情に返すのは微笑み]
蛍川はね、御縁を祈る川。
昔、ある男女が、蛍の光に愛を誓った川なんだ。
[二人と一匹の問いに、笑いながら川を眺めて答えた]
――――――……。
[家に帰ったところで、壊れたラジオがノイズ交じりに天気を教えてくれるだけだけど。
それが楽しみであり、それしか楽しみないのであり。
学校へ通うのもいい大学に入って予報士になるためだから。]
――――――…。
[蝉時雨降る中、しばらく空を*見上げた。*]
たまたま通りかかっただけだ。
[向けられた微笑に、調子が狂うとばかりに舌を打ちます]
……それで、その男女はどうなった?
だいたい、どうしてそんなことを知っている?
[ギターの演奏に変わり、
いつしか流れていたのは、蝉時雨。
止まってしまった音色が気になり、
しばらくしてから、ぶらぶらと歩み始め、]
あ、立木さん……
[見知った顔の方へ、おずおず頭を下げた。*]
通り掛かっても、見ないふりをする人だっている。
[微笑んだまま、視線を揺らめかす]
二人は、永遠の愛を、手に入れたよ。……ずっと、一緒。
[そう言って、空を見上げる]
……少し前まで、村の人ならみんな知ってた話。
今は多くの人が、忘れてしまった話。
/*
めもめも_〆(゚▽゚*)
12>10>8>6>4>!
絆おちでも手数減ない…?
絆おち+溶けで1つ減。
めもめも_〆(゚▽゚*)
プレーチェ=ピクシー?
そうか。
[一言漏らすと、倣うように空を見上げます]
……だが。永遠なんて、幻想だ。
村の人の記憶と同じ。この村だって、変わっていく。
[意地悪な言葉を、真っ直ぐな彼女に抵抗するかのように紡ぎました]
/なか/
今回の目標は「憎まれる悪役」です。
ただし生死に関しては本人任せということなので、難しいかもしれません。
縁故も深くないですし。
変わっていくことに、抗うことはできない。
でもそれなら何故、人は願うの?
それが大切なものだからではなかったの?
[視線を空から移し、青年をじっと見つめる。
そして静かに視線を外し]
私は、
[苦しげに何か言いかけて、声をつまらせて]
私には何もできない。
開発が進めば、蛍はこの川には住めない。
でも人間にとっては、開発はきっと必要なこと。
私はただ、願うことしかできない。
忘れないで。忘れないで。
わかった風な口をきくな……願って、それが適うならばっ
[謹慎中の青年は悔しそうに言い放った後、言葉を止めます。大きく息を吸って]
すまん。ただの八つ当たりだ。
……どうした?
[自嘲するように笑い、少女の様子を見ます]
[青年の大声にびくりと肩を揺らし。
謝罪には小さく首を振って]
……叶わないとしても、願わずにいられない想いはあるよ。
[俯いたまま呟いて]
今日はありがとう。またね。
[無理矢理に笑顔を作って手を振って、静かにその場を立ち去った**]
[少女が立ち去る様子を見送ります。イマリがいれば、気まずそうな表情を見せたでしょう。別れの言葉もなく、足早に山の上へと歩いていきます]
……御縁だの願いだの、弱き者の妄想にすぎん。何の役にも立たん。
大切なものを護るのに頼れるのは、己の力だ。
[縋るように、腰に下げた木刀を握り締めました**]
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