87 風の音・刻の音・ワスレモノ
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………。
[5秒か10秒か。
物言わず佇んだのは、人違いでないことを確認する為。]
省吾オーナー?
[暫く眺め、自分なりの確証を得たのち。
後ろから声を投げた。>>61]
(65) 2012/05/03(木) 22:15:27[街中]
会社員 ロッカが接続メモを更新しました。(05/03 22:15)
― 公園・池の縁 ―
[けれど、それはワスレモノではないだろう。職人は、その日々を忘れたことはなかったから]
懐かしいネ。
[けれどきっと、その懐かしさの向こうにソレはある]
(66) 2012/05/03(木) 22:17:23[公園]
末っ子 キクコは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 22:17:30
― 街中 ―
[突然声を掛けられて、固まるように足を止めた。何と呼ばれたのかは頭が遅れて認識する]
ああ、ロッカ君?
[物思いから醒めたような顔で振り向いて。
六花>>65の顔をじっと見ながら、確認するように名前を呼んだ]
(67) 2012/05/03(木) 22:24:47[街中]
─風音荘─
ちょ、大丈……え?
備瀬サンもココ、来てたん?
[しゃがみ込んでしまった菊子に一歩、二歩寄り。
言葉>>62を聞いて足が止まり、片眉を上げた。指差す方向に従って、開けられた扉を見る。
こちらでその姿を見てはいなかったが]
10年前の人じゃねーんだよな、それって。
そーなると、……まさか、“狭間”に?
[消えたとなれば、思い当たる節は一つしかない。兎の言っていたそれ]
(68) 2012/05/03(木) 22:28:50[風音荘]
[口頭で確認しながらも、目は周囲を伺う。
もしかしたら近くにいるのかも知れないという思いもあってのことで]
あ。えっと、……雷電サン?
[探し人の代わりに、少し離れた場所にいる雷電の姿>>47を見つけた]
(69) 2012/05/03(木) 22:29:38[風音荘]
― 公園・池の縁 ―
[例えば、言葉にしなかったコエ、見えないネガイ…けれどソレを職人は急いで探そうとは思わない]
オヤ…?
[若者が一人、公園にやってきたのが見えた>>58]
(70) 2012/05/03(木) 22:30:27[公園]
学生 バクは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2012/05/03(木) 22:30:59
今、病院いったら。
……多分、まだ、いるよ、な。
[10年前の今なら、多分、きっと。
同い年のいとこは、まだ、地元病院に入院しているはずだった]
……っつーか、あっちに会うのって、過去の自分以上にびみょーじゃね、俺?
[思い至った考えに、滲むのは、苦笑。
なんとなく、すぐにはそちらに向かい難くて、ぐるり、公園内を見回して]
……お。
[池の縁に座る人影に、気がついた]
(71) 2012/05/03(木) 22:31:05[駅前公園]
─ 風音荘 ─
あすかさん、中に入ろうとして、戸開けて。
あたし、いっしょに行こうとして、でも、髪がじゃまで、止まって。
ちょっとだけだったの。見てなかったの。
でも、あすかさん、いなくなってて。
あのこじゃないって、誰かが、言ったの。
[つい今しがたのことを思い出しながら、ゆるゆると目に涙が溜まる。
和馬の言葉>>68に震える声はそのまま、震える指で自分の身体を掴んで。]
そういえばあのうさぎ、そう、言ってた…
あすかさんも、そこに落ちたの?落とされたの?
(72) 2012/05/03(木) 22:31:53[風音荘]
やっぱりそうでした。人違いだったらどうしようかなあ、って。
此処にいるということは、省吾さんもウサギを見ちゃった組だったんですね。
[反応を見せた省吾は自分のよく知る姿そのままで、ほっとしたような表情を見せるけれども。]
……? どうか、した?
[考え事でもしていたのだろうか。
何時もと違った響きで呼ばれた名。
はいロッカですよーと頷きを返しながら、相手の様子に首を傾けた。]
(73) 2012/05/03(木) 22:34:19[街中]
― 公園・池の縁 ―
[若者もこちらに気付いた様子で、>>71視線が合うと、職人はいつものように帽子に手をあてて挨拶を送る]
ワスレモノは、見つかったカイ?
[投げかけた問いは、大きくもなく、けれど、人気のないこの場所ならば、若者の元に届きはするだろうか?]
(74) 2012/05/03(木) 22:34:36[公園]
─ 風音荘 ─
……?
らいでん、さん?
[辺りを見回していた和馬の口から出た名前>>69に、彼の視線を追いかける。
そこにいたのは、一人の男性。]
雷電さん…って。
たしか…祐樹さんの、お友達の。
かしわもちの、人。
(75) 2012/05/03(木) 22:35:25[風音荘]
[風音荘の前に居る2人を眺める最中。不意に背後で声が上がった]
「じぃちゃん! 早く!!」
───……え。
[聞き覚えのあるような、無いような、不思議な感覚を覚え、その場で振り返る。そこに居たのは10年前の自分と、急かされながら歩いてくる祖父の姿があった]
…うっわ、俺、あんな声してたのか。
[当時そんなに身体も大きくなく、声変わりも遅れていて。周囲より少し高い声を発していた。自分の声を客観的に聞くと少し違和感を覚えがちだが、声変わり前だと中でも違和感が大きく感じられる]
(76) 2012/05/03(木) 22:37:16[風音荘 少し離れた場所]
「早くって! トモの奴がすっげー熱出してんだよ!!」
「分かった分かった。だがじぃちゃんは年寄りだからな。
急ぐと足を縺れさせて、じぃちゃんが患者になっちまうぞぃ」
[大慌ての自分に対し、祖父の対応はのんびりとしたものだった。祖父は当時70歳、畑仕事をしているためその辺の老人よりは体力があっただろうが、自身の身体を良く知り、無理はしないようにしていた節があった。それが今見ているような対応を作り出していたのだろう]
そーいや……学校休んだトモの様子見に来て、熱が上がったの聞いて慌ててじぃちゃん呼びに行ったんだっけ。
[実際は父親を呼びに行ったのだが、先に話を聞いた祖父が行くと言い出したのだったか。ともあれ薬箱を持って風音荘まで2人でやって来たのを思い出した]
んで、じぃちゃんのお陰で熱も治まって、そんでその時───。
[何かを、思ったのではなかったか。思い出せずに考え込んでいると、過去の自分と祖父は横を通り過ぎながら、すぅっと姿を消した]
(77) 2012/05/03(木) 22:37:23[風音荘 少し離れた場所]
……何か、まだ足りねぇのかな。
[思い出せそうで思い出せない。何かが引っかかる。そんな風にして首を傾げながら風音荘へと視線を戻すと、貘原がこちらに視線を向けていた>>69]
っと、よぉ。
[片手を上げながら呼びかけに答え、そちらへと歩み寄る]
えーっと、何か、あったみたい、か?
[へたり込んでいる子>>62と貘原を交互に見ながら訊ねかけた]
(78) 2012/05/03(木) 22:37:33[風音荘 少し離れた場所]
― 図書館前 ―
そういえば、本、よく借りに来てたな。
[学校が終われば、図書館へ向かい本を読んで、それから海辺を散歩したものだった。
晴れの日も、雨の日も、毎日毎日。
図書館に通わなくなってしまったのは、そう、何時の事だっただろうか。]
(79) 2012/05/03(木) 22:38:25[街中]
─ 駅前公園 ─
[こっちに気づいている、って事は、同じように引き込まれた一人かな、なんて。
そんな事を考えていたら、声をかけられた。>>74
瞬いた後、そちらに歩み寄って一礼し]
いや、まだまだですよー。
そんな簡単にみつかるなら、そも、忘れてないような気、しません?
(80) 2012/05/03(木) 22:39:51[駅前公園]
チカノが接続メモを更新しました。(05/03 22:41)
─ 風音荘 ─
あ、
[男性がこちらに問う声>>78に、慌てて頭を下げる。
何かあったか、といわれて涙を溜めたままの目を向け。]
あの。
飛鳥さ…備瀬さんが。
消えちゃったん、です。
さっきまで、ここにいた、のに。
(81) 2012/05/03(木) 22:44:53[風音荘]
―風音荘―
あの子じゃない?
[その言葉>>72に引っ掛かりを覚えて、視線を一度菊子に戻した。
ら、泣き出しそうになっているのに気がついて、目を丸くして]
あ……えっと、ほらさ。大丈夫だって。
失敗しちゃったとか言ってたけど、アイツ全然深刻そーじゃなかったし。ちゃんと解放されるとか言ってたし。
だからホントに落ちてたって、そんな悪いコトにはなってないだろ。……うん。
[そう信じたい。
内心ではそう思いつつ、慌てて言葉を連ねた。
付き合いはそれなりに長いはずだが、泣くのなんて今まで見たことがない]
(82) 2012/05/03(木) 22:47:04[風音荘]
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