189 あおいろ幻歌
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[移動を再開した飼い猫はハツネが追いかけてくる>>57ことには反応しなかったが、何かを見定めようとする様子には確認するようにハツネへと視線を向けた。
誰かと遭遇して話し始めるなら、しばらくは何かを確認するようにハツネ達の周囲をうろつくが、最終的には勝手にどこかへと歩き出すのだった**]
(69) 2016/07/19(火) 01:09:09[猫:うろうろ]
[目の前にいる何者かはうさぎにしか見えないが、人間並みに大きい上に後ろ脚で直立している。]
──え、鍵?ねじ?
[その上、訳の分からない人語(>>1:#2)を話しているではないか。]
ちょっと!
もう少しわかるように話し……
[言うだけ言ったうさぎのような何かは高く跳ねて消えてしまった。]
(70) 2016/07/19(火) 01:10:23[昼過ぎ・学生食堂]
灯台守 ウミは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/19(火) 01:11:31
灯台守 ウミが接続メモを更新しました。(07/19 01:11)
行っちゃった……
[先程手に取ろうとしたお茶を改めて飲もうとして]
ここ、どこなのよ……。
[自分のいる場所が、学生食堂ではなく──それどころか屋内ですらない事に気がついた。
高く青い空、何か音が聞こえる。**]
(71) 2016/07/19(火) 01:17:13[見知らぬどこか]
留学生 パオリンが接続メモを更新しました。(07/19 01:18)
[影の正体を見定めようと小走りに近づき、
防波堤の上に半ば身を乗り出して伸びあがれば、
それは、海風に揺れる朝顔の葉と蔓の塊で。]
……そんな……
[浜辺にある海の家>>0:51の周囲を包むように、守るように、
緑の葉を広げ、蔓を伸ばしている朝顔の塊が、
おとなう者を手招きするかのごとく、
揺れていた。
色とりどりの朝顔の花は、あたかも営業用スマイルを貼りつけた顔。]
(72) 2016/07/19(火) 01:47:38[海岸]
[初音はウミがかつて灯台守であったことも、>>0:30
浜辺の管理を任されていた>>0:51ことも知らない。
ただ、その海の家が無人であることをわけもなく確信し、
数歩後ずさった。
表情を強張らせ、背筋に冷たい汗をかきながら。
ここは朝顔の町の一部だ。
ウミがおっとり語ったような、過去>>38に戻っただけの町では
なさそうだった。
初音はミモリの姿を求め、防波堤の上へと視線を走らせた。
猫がまだ自分に視線を向けていれば、>>69
防波堤から離れて日陰へ入り、]
ミモリ、こっちへ来て……
ね、誰か他のひとはいない?
ウミさんとわたしの他にも、誰か人間が近くにいない、かな……?
[心細さの滲んだ声で、そう呼びかけるだろう。**]
(73) 2016/07/19(火) 01:56:37[海岸]
学生 ハツネは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/19(火) 01:59:17
[他にもいる、という言葉>>66にゆるく腕を組む。
最低でも四人はいるのか、との思考は口に出さない。
何となく、話さない方がいいような気がしたから。
根拠はないけれど]
無茶ぶりされたのが自分だけでないのはありがたいよーな違うよーな。
なんとも複雑なとこですけどねぇ。
[他にも、という予測にはさらりと返して一つ息を吐いた]
(74) 2016/07/19(火) 10:00:14[展望台]
海庭さん……ウミさんですか。
[返された名乗りを繰り返し、投げた問いの答え>>67に目を細める]
あー……なるほど。
それじゃあ、動くに動けんですよなぁ……。
[それでも探す気はあるんだな、と。
そんな事を考えていた所に向けられた問いと、言葉。>>68
思わぬそれに、へ? と惚けた声を上げてまた瞬いた]
(75) 2016/07/19(火) 10:00:20[展望台]
……海に思い出……か。
[言いつつ、ふい、と視線を海へと向ける]
あーんまり、ないかもですねぇ。
家業柄、夏に家族で海に遊びに行く、なんて考えられませんでしたし。
学生の頃に、ダチと騒いだ事くらいかなぁ。
[他にもなくはない、けれど、思いだしたいかと言われると考えてしまう。
そこに、微かに歌う声が被さって、思考が伸びるのを遮った]
思い出せないのが辛い、かぁ。
その境地には、俺はまだまだ遠いなぁ。
[ふる、と軽く首を振った後、ため息混じりに言葉を吐き出して。
懐から出した扇子を開いて、ぱたりと扇ぐ。
描かれているのは、色鮮やかな朝顔柄。**]
(76) 2016/07/19(火) 10:00:25[展望台]
若旦那 ゼンジは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/19(火) 10:03:13
若旦那 ゼンジが接続メモを更新しました。(07/19 10:03)
[朝顔に つるべとられて もらひ水
その句を詠んだのは、
加賀千代女(かがのちよじょ)として知られる女流俳人だった。
朝顔を多く題材にしたので、出身地の旧松任市や合併後の白山市では、
市のシンボルとして市民に広く栽培を奨励している。
朝顔。
隣接するK市生まれの初音にとっても、それはありふれた、
親しみやすい植物、のはず……、
なのだが。]
多すぎる…………。
[初音はつぶやく。
タブノキの木陰で汗を拭きながら。]
(77) 2016/07/19(火) 17:24:55[海岸]
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/19 17:26)
[野生化して長いのか、この町では直植えする習慣なのか、
一年性植物とは思えないほど、朝顔はあちこちで繁茂していた。
海の家のように、小規模の建物の中には蔓と葉で半ば覆われているものもあるほどだ。
そして、それらが競うように花を広げていた。]
ミモリはどう思う……?
わたし、考えすぎかな……
[猫はついてきてくれただろうか。
まだ近くにいるなら、そう声をかける。]
(78) 2016/07/19(火) 17:28:52[海岸]
[ねっとりした汗と、それに伴う不愉快さは、
ハンカチで拭いた程度では治まらず、]
……どうしてなんだろう。
ここが本当に現実じゃない、なら
わたしたち、過去の世界に迷い込んだか、
呼び集められたかして……
あの兎、「時計の『鍵』と『螺子』を探してる」>>#2と言ってた。
「カタチがわかんない」とも……
わたしたちに探させようとしている……?
でも、「誰かが持ってるのか」とも。
ここにいる誰か……
[とりとめなく、整理されないままの思考を初音は口に出した。]
(79) 2016/07/19(火) 17:33:46[海岸]
留学生 パオリンが接続メモを更新しました。(07/19 17:37)
[初音は耳を澄ませる。
波音だけだ。
音楽は聞こえない。]
……誰か、探そうか。
きっと、ナミさんとわたしだけじゃない。
この世界に呼ばれたか迷い込んだかした人が、
他にもいると思う。
[猫にそう決意を告げると、初音は木陰に学生鞄を置き、
ヴァイオリンケースを開けた。]
(80) 2016/07/19(火) 17:39:26[海岸]
[帽子をかぶっているでもなく、日焼け止めも塗ってはいないので、どこか日陰はないかとあたりを見回し]
ここは、もしかして、うみのそば?
[立っている地面は白い砂地。
空と同じく青い水が向こうに見える。さっきから聞こえていたのは、白い波が打ち寄せる音らしい。]
これが、海……。
[この国に来る時の飛行機の窓から以来、海を見たのは二度目だ。]
(81) 2016/07/19(火) 17:45:53[見知らぬ海辺]
[日陰を探すのも忘れて、青と白の世界に見とれている。**]
(82) 2016/07/19(火) 17:49:49[見知らぬ海辺]
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