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でも――…
[逡巡。そしてゆっくりと口を開く]
わたしにカマを掛けるにも、彼が犯人なら。
あまりにも悪手なような気がするんです。
[ため息をついて、ノギを見直し]
いえ。会いたい人はいたのですけれど、
残念ながら、今日は無理そうです。
[嫌がらせだけで終わってしまいました。
そう言ってから、ノギの説に頭をふって]
どうでしょうね。
それなら、もう事件は止まってるんじゃないでしょうか。
ああ、それ。
偶に、必要になるから。
[マニキュアが必要になる状況の説明は特にせず、
当たり前、の顔で、さらりと言う。
が、プレーチェが言った言葉には、目を丸くした。]
お花を供えに……?
君のおばあさまがそう言ったのかい?
なにか、お供えされるようなことでもしたかな。
[おどけたような笑みは、ほんの少しぎこちなく。]
どっち側の概念は、警察にはありませんから。
[ノギ巡査部長、会社員の顔をじいと見たまま
千切った紙垂(しで)を口許へ持って行き――]
方針転換させたいなら、
ちょっとばかり「村民のご意見」ってやつが
必要かもしれませんねえ。
[ふう、と彼の足元へと吹き飛ばした。]
/*
ああ!
プレーチェさん、ひょっとして占い師さんですか?
ほむほむ。ふむふむ。
これは、ますますおいしくいただきたく…
[じゅるり]
[それですよ。と
紙垂を指し、ノギの眼を見つめる]
こちら側の人間は気にしないもの。
あちら側の意味を知っていてなお、
それを気にする精神性を持つものだけが嫌がるもの。
嫌がらせは、それですよ。ノギさん。
[くすりと、笑う]
そうかー
[マニキュアを塗ったときの様に、指先にふうと息を吹きかけて]
うん、かんしきした写真、ばあちゃんが見たらね、そうしてあげなさいって言ってた。
ここの黒いところに供えてあげなさいって。
[黒っぽい夢見堂の写真を見せつつ、届かなかったからここにしたの、と示す花冠]
へんね、お花供えるのはお墓にするのにね?
[相手の笑みに、ゆるりと首を傾ぐ]
あ。
[と、その前に――もう一度、空き地の様子を見てみる。
駐在所の視覚に入らないよう、注意深く。
最近まではなかったはずの木々に気づく]
あれも……何か関係が?
[疑問を増やしたまま、ようやくモミジは店へと戻った]
[ノギの瞳を値踏みするように、深く覗き]
この世界を見る視点が違う事。
それこそが唯一の糸口だと、僕は思っています。
僕は、今日、それを確かめようと思った。
この悪戯を、更に一歩超えて。
残念ながら、今日は幕となりそうです。
不動産屋も、これで中々忙しい。
[名残惜しそうに、そんな事を]
ふふっ、気になるひととの伝を欲しがるのは、
おとなでもこどもでも普通ではなくて?
[目が泳ぐさまを見取っては、口許をゆるめる。]
そうですね。ちょっと分が悪すぎるというか。
それにモミジに気をつけてって言うのも…。
んー…変ですよねぇ。
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