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[すれ違いざま、ヨシアキは管理人室へ向かったのだろう、とふと思った。使用済みの食器を片付けながら、静かに俯いたままのホズミに気づくと]
どうかしましたか
まだ頭痛が治まりませんか?
[心配そうに声をかけた]
『次?誰がいい?おねえさんが選んでいいよ』
『永遠に続くような、じわじわと染み入る恐怖を』
[代わる代わるに声が聞こえる。その声にわたしはくすくすと笑みを浮かべ]
誰が良いと思う?あのロッカって言う子?それともフユキさん?
あ、でもヨシアキくんはまだ駄目…。あの子は出来ればわたしの力で殺めたいの…。
[ちりりん ちりりん
弾む声は鈴の音と相俟って。かの人に届くだろうか?]
――人を。人を探していてね。
見つけたところだ。きっと、見つけたと思う。
[名を呼ばれても振り向かず、だがナオに答える。
薬屋は上着のポケットから手を出して、そっと人型を包む毛布をめくった。その顔を見る。
女だった。大人しそうな顔の。男の手は震えている。男は自分のそれに気づかずに、亡骸の頬に触れる]
……何だろう。苦しい。とても苦しい。
『冬樹さんは、あたし好き』
[幼子が照れたように言う。それを聞いた老人は、はは、と笑った]
『白い肌に、赤い文字。素敵』
[少女を思い浮かべ、唄うように女が言った]
PL視点でヌイ処刑なんじゃろけど
やっぱり現代版と中々難しい部分はあるね。
そのへんどうやるかが醍醐味なんじゃろけども。
うむう。折角守護なのにヨッシー一点守りもなんなのだけど
守りたい人は今日一気に死んでしまったという…(ごくり)
ひとを…さがして?
[一点を見つめたまま答える薬屋さんに、わたしは首をかしげながらその動作をただ見つめていた。
やがて毛布に伸びた薬屋さんの手元から現れたのは――]
エビ…コ…さん?うそっ…そんな――
[わたしはその顔を見て息を呑み口許を手で覆う。
苦しいと呟く薬屋さんの言葉には、何も返せずに。]
『冬樹さんは、あたし好き』
『白い肌に、赤い文字。素敵』
[重なって聞こえる愉しそうな声。その言葉にわたしもくすくすと笑んで同意する。]
フユキさん…綺麗だよね。
きっと赤い文字がとっても似合いそう。
ね、今日はフユキさんにしようか?
どう押し切ろう。
全く思いうかばん。
あれだ。ヌイがいなくなった時点で解散したと思い込んでいた…(笑)
えー。あー。鈴木の出方を待ってみよう。
こんなときはとりあえず茶だろう。
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