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[薄手の舞踏用衣装で雪の中に立ちつくしている]
うぅ…さっむい。なんでこんな所にいるんだろう。
[服を掻き寄せ、薄さに驚き更にあたりを見回す]
―やだこれ舞台衣装じゃない。寒いはずだわ。あ…、あそこ、灯りが見える。行ってみよう。―
[日も落ちて闇が迫る。街燈すらない道の先にぽつんと見える家の灯りへと歩き始める]
誰か服貸してくれるといいけど…。っくしゅん。(こんこん
だーれかー?いますかー?
*更新時間について
反対があれば23時と言ってましたので
24時更新希望の方には申し訳ありませんが23時更新のままでいこうと思います。
それでは本日23時に開始いたします。
適当にゆるく煎餅齧りながら茶を啜りつつ楽しめればと思います。
―集会所・朝、メイが起きて去った後暫くして―
う、ん・・・。
あぁもう朝か・・・。昨日は・・・少し疲れすぎた・・・かね・・・。
[...は、部屋の隅で毛布を被って寝ていたが、もぞもぞ動き始めた。
そしてメイが居ない事と、毛布に気付き、少し動揺する]
はは、まさかやんちゃ娘に気遣われるとはね。
どうやら部屋も片付けて行ったようだ。
あのメイ君が成長したものだ・・・。
さて、誰も居ないのかと思ったら語り部殿が居たのだね?
しかし、無理して現状全てを聞く訳にもいくまいな・・・。お年寄りは大切に、だ。
昨夜の様子からみて、夜には人が集まりそうだ。
それまではやはり足で探すのが一番か。
ではな、語り部殿。
[そう言って、何かを探すべく集会所から出て行った]
―回想 昨夜 寝入る前に >>88―
おや、やはりここには誰か居たの・・・
お、あ、女性か・・・。
あぁ、うむ。故郷が紅茶の香りで埋め尽くされていたから、ね・・・。
何の香りよりも、紅茶の香りには敏感、なのだよ・・・。
[現れたのが女性だと気づくと、突然声がどもって脂汗をかきはじめた
カミーラが眠ったのちに、自分の異変にようやく気付く]
・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・。
今のはなんだ・・・?
以前はこんな事が起きた事はない・・・はず・・・。
いつから・・・?
[つい最近からのようだったが、いつからこうなったのか、
思い出そうとしても帰ってくるのは痛みのみ]
・・・難儀、だな。
現状把握以外にもやる事ができたか・・・。
―現在 集会所―
[昨夜と同じく、足音とドアの開け閉めする音が徐々に近づき、
集会所に飛び込んできた]
はは、ははははは!
やはり何もなかったね!?
うぅむ、世界を旅して生きてきたというのに
この私でも何も見つけられないとは・・・。
やはり人に聞くしかあるまいな。
[キャロルとデボラが居るのに気づき、 少し身構えたが寒そうにしているのを見て]
どうやら、踊り子君もここに来たばかりのよう、だね?
まずは、暖かい物でも羽織ると、良い。
[少し硬い動きでキャロルに毛布を渡し、硬い動きのまま離れて一息]
―現在・宿屋の一室―
あふ。お腹すいた。[むくりとベッドに上体を起こす。]
なんだい眠れたんだか、眠れなかったんだか…。あーあ。
ちょいと誰かー、食事ぐらい用意してくれてんだろうねぇー?
[と、がしゃりと部屋の扉を開き、ひょいと手すりから階下を覗くと、ギルバートの姿を認める。]
!!!
>>67ステラ
他の者もアレこれ作れと……私は普段着しか作らんというのに。
ああ、おやすみシスター。また明日。
(……明日?)
[「明日があるだろうか」という奇妙な疑問を頭の隅へ追いやる]
>>90デボラ
ん?そうか、では一番乗りはデボラさんか。
ふむ、良く分からんが皆何故かここに来た、と。
そういう私も気づいたらここにいた。
何か大切な用があったような気がするが……むう。
おっ…思い出した!思い出しちまったよ!
あたしは…あたしの仕事は泥棒…!
この村にやって来たのは、村長の家の財宝を盗みだすためだったっけ…。
村長の邸宅で行われる舞踏会に紛れ込むために、ドレスが必要だったんだ…。
そしてアイツ。
紅茶の香りを辿ってやって来たアイツ…!
アイツに見つかったらあたし…。
いや、アイツが手を下すではなくても、奴らに引き渡されてあたし「また」殺されちまう…!!
逃げよう…。
あたしは逃亡者なんだ。
走ろう…!
[...は慌てた様子で部屋に引き返し、窓をギイと開くと、表に躍り出た。
雪が厚く残る地上に、猫のようにしなやかに着地すると、そのまま走り出した。
その姿は、やがて霞んで見えなくなった…。]**
[集会所として使用されている、古びた宿屋のポーチによろりと痩身の影。
その背には巨大な竪琴。肩から掛けた革ベルトで、青年の背に固定されているようだ。]
えええと、一曲いかがですかーーー?
じゃなかった、す…すいませぇん、誰か居ますかーー?
―回想・朝―
[ふと気が付くと昨晩居なかった人物がそこに居る]
…まあ、こんな所でお休みになられて……皆様油断し過ぎですわよ?
お出かけの際は、未だ雪が残っておりますので足元にはくれぐれもお気を付け下さいませね。
[ギルバートを見送り、しばらく後に周辺の清掃などを行った]
―回想・ヒューバートの店―
なにやら奇妙な気分だが、早く仕事を終わらせなければ。
[店の裏手に回り勝手口を開く。
店の中へ入った瞬間、持っていたランプの炎がフッと消えた]
なんだ?油が切れたか…?
マッチは確かこっちの引き出しに……むう、無いな……。
[暗い店内。中央に置かれた大きな作業台の上に作りかけのウェディングドレスが置かれている]
流石に灯りが無くては仕事にならん。
夜が明けるのを待つか……いや……。
[嫌な汗が滲む。夜明は来ない――そんな考えが頭をよぎる]
何を考えているのだ、私は。夜明は…夜明は……。
[歩み寄った作業台。その足元に血の海が広がっている]
ああ、そうか。……そうだったな。
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