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ウルスラさんの方こそおかしなことを言うね。
僕が見た彼女は、人狼だったけど。
――嘘、ついてるんじゃないの?
[張り上げられた声に、口元が少し、笑った]
そんなもの持って、物騒だよ。
それとも、殺すつもりかな。
今、ヴァルテリさんも殺せなかったのに。
僕が殺せるわけないじゃない。ここが心臓だよ。無理でしょう?
[ニルスの静止の声を聞くけれど、止まる気などさらさらない彼は、
ウルスラに、さあどうぞ、とばかり、自分の心臓の位置を指差して]
あなたは誰?だれなの?
人狼なの?どうしてそんな嘘をいうの?
…っ、クレストはなして。
このこはちがうわ。うそをついているんだわ。
[瞳はレイヨへと向けたまま、
クレストにナイフ持つ手ごと捕われたまま訴える]
……!
[ニルスの大声に、びくりと身体が震えた。
手からナイフが床へと転がり落ちる]
レイヨ、さん、
危険な事は…なさらないで下さいませ…!
[疑いを持てば殺すと言い切ったニルスの
その横顔をチラと見て
表情には出さぬように言葉を向ける
だって、ヴァルテリさんが殺されるのはごめんだし。
君達に投票がむかないようにするには、
コレが一番良いと思うよ。
ねぇ、言っただろ。死なせないって。
――僕は、君を、何があっても、護るよ。
[そっと声を伝える。笑う]
死ぬまでは。
[ナイフがウルスラの手から落ちるのを見て(>>104)、ふっと緊張が抜ける]
[――同時に、激痛が自身の身体に走る。揉みあった際に(>>96)刺していたらしく、わき腹にじわりと、生暖かい感触]
[……怪我の程度は分からないが、大したものではないだろう。マティアスの血にまみれているから、おそらく、他の人も気づくまい]
[何より、ウルスラを動揺させたくはなかった]
それは、嬉しいのですけれども。
レイヨさん、
死ぬまでは、なんて。
あなたも、 死なせませんわ。
[護ると言ってくれている彼を。
決して死なせはしない]
僕が人狼かって?
違うよ、でもそうだね。
僕から見て君が嘘をついているように、
君から見て僕が嘘をついているんだろうね。
――君か僕のどちらかが、人狼、っていうことじゃない?
[違う?と首を傾げて問いかけて]
だから、君が人狼なんじゃないかって思うんだけどね。
どうして……どうして…?
あのこの光は綺麗だったわ。
絶対に人狼なんかじゃなかったわ。
心臓…なん、て……
そんなの、
[冷静なレイヨとは対照的に、女はまたぼろぼろと涙を零す。
視線は、彼から逸れることはなかったけれど]
─────…!
[ただ、続く彼の言葉>>107には鋭く息を吸い込んで、]
――君の気持ちは嬉しいけど、だめだよ。
ねぇ、イェンニ。
僕は君に生きてほしいんだ。僕の希望を叶えてくれないの?
[声は優しく。
彼女をなだめるように。
しかし、血ときけば眉を潜めた]
血……?
ああ、もしかして、クレストさんだったりする?
[先程もみあっていたとき。
くらいしか思い当たらない。]
理由なんて、知らないよ。
今、彼女に触って、そう感じたんだ。
[遊戯室で、と、視線をそちらへとくれて]
――殺したくないのに、
自分は死にたくないとは、たいそうなご身分だね。
[泣くウルスラに、彼は笑う]
ねぇ、人狼さん
ドロテアさんと、マティアスさんは、おいしかった?
違うわ!!!!!
[大きく叫んだ。
己を拘束しているはずのクレストの温もりが、こんな時なのに温かい。
なのに動揺をしすぎていて、彼の痛みに気付かなかった。
───気付けなかった。
ただ、支えを求めた手指が無意識のうちに彼の腕を握る]
血の匂いは、きっとクレスト様ですわ。
レイヨさん。
わたくしは、勿論、生きたいです。
でも、こうして声を、
聞いて下さるレイヨさんも。
共に…生きていて欲しいのです。
それに。
わたくしが本当に生きているか、
レイヨさんが死んでしまわれては
確認できませんわ?
[まるで死のうとしているように、感じて。
彼の方へ駆け出さぬよう、必死で自分を押し留める
[レイヨの口調で、思い出す。マティアスの部屋で、打ちひしがれていた自分に語りかけた声――]
[その主が、誰であったかを]
[ウルスラが違うという。
そして、クレストにすがる。
目を細めて]
怪我してるでしょう、クレストさん。
手当てしないと。
一度、離したら。
[ウルスラに向ける視線も声も、冷たい]
大丈夫だよ、ねえイェンニ。
そんなに心配しないでよ。
[困ったような、でも笑いを含んだ声]
――生きる気はあるから、大丈夫だよ。
一人ずつ、壊していけばいい。
君達が人を食う、殺すなら。
僕は、皆を壊していくよ。
無理っぽい人はどうしようもないけど、
少しずつ壊すのは、楽しいじゃないか。
[クレストの笑みからウルスラに視線を移し
レイヨへと顔を向ける]
…あの、
[発される棘の言葉の数々。
良い言葉も思いつかず、
彷徨わせる視線はニルスやヴァルテリへも留まる]
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