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[まるでうたた寝をしているようだ。
ワクチン実行中の副作用的なものなのだろうか、時々寝言のように記憶が音声再生される。]
護衛機能、凍結してもいいって本当?え、院長…本当ですか、ルリがピンチになったらそのバラをしゅっと投げてと華麗な登場をキメて助けてくださるのですか、ルリ感激ですー…――
ルリもみんなの家族―――うん、ルリおねーさん…!――
――イヴのおかげで高度に表現できるようになったんですけどね。でも、ルリはイヴの子になる前にもココロが宿っていたようなそんな気がするんです。イヴの子になった時にルリ、突然泣いちゃったでしょ。院長達とずっと一緒にいた記憶に宿るココロが一気に溢れてきたからって、そう思うの。おかしいと、思いますか?…………院長も、そう思ってくれるんですか?嬉しい――――
[本当に寝言のように再生されるその記憶は、大切な思い出のようだ]
ルリちゃん、何の夢見てるのかしら。
[ルリの様子にくすくす笑い、ユウキの肩に身を委ねようと頭を傾けた。許されるならこもう少しこのままでと願い。]
>>123
な、に……
[ツッコミを入れるのは間に合わず]
わー!!
何それずるい。何で飄々としてんだ!
[顔が離れてから叫ぶ。
赤面機能があったなら、真っ赤な顔をしていただろう勢いで叫びながら抱きつく]
せんせーのばかー。
そうだね。
なんだか、嬉しそうだ。
[目を瞑ったままのルリの表情をみて、少し微笑んだ]
ワクチンも失敗してないみたいだ……ん?
[ふと肩にかかるおもさに顔をそちらへ向けた]
おと、は…さん?
[ほんの少し、驚いたように小さな声を上げた。
しかしそのまま静かに口元だけに笑みを浮かべて、
預けられた重さを受け入れた]
[うたた寝から目覚めて。]
んー……っと!
[軽く伸びをする。そして、目を覚ますように数回瞬きをして。]
ユウキ、ウィルス駆除、終わったみたいだよ。
変な感じは全然なかったよ。だから、ハツネとオトハに使っても大丈夫のはず。ユウキのおかげだよ!
……あれー?
[ユウキとオトハの周りの介入してはいけないような空気を感じ取って]
…よーし。ルリはとりあえず甘いものでも食べとこうっと。
あ。そういえばルリまだ開きのままだった。配線変だし。エネルギー変換うまくできるかな。でなけりゃ大福、どこに消えるんだろ。
…まぁいっか。どーせメンテナンスに来てるんだし後で直してもらおうっ。ついでに身長もよねー。
[目の前に置かれていた大福を手に取り、食べながらのんびりと窓の外の雪景色を眺めた。]
ごめんなさい。でも、ちょっとだけ、このままでいさせてくださいな。
もう少ししたら、帰らなくちゃならないし、しばらく会えないかもしれないのだもの。
[だから、もう少しこの幸せを噛み締めたいと思った。]
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