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[ニルスと視線が重なる(>>127)。何故、自分を見たのか……?]
[意味の無い目配せをするような人ではない]
………。
[――レイヨ自分の間に、何かしらのやり取りがあったと、察したのだろうか]
男は、女性の涙に弱いものだからね。
厄介、というのは褒め言葉として有難く受け取っておくよ。
ついでにもう一つ、聞かせてくれないか?
……君は自分が死のうとしているのか、ウルスラを殺そうとしているのか、どちらだろう?
狼を殺すなら、わざわざ私たちを焚きつけずとも君が自らすればいい。
決して君の味方が多くない此処で、それだけの弁舌を振るう必要はないだろう?
[>>128 イェンニの疑問には、ちらりと視線を向けるのみ。言葉を返せないのは、彼女に対する疑念故のことだ。
>>129 レイヨに再度の問い掛けを向けながら、手の中のナイフの切っ先をすっとレイヨに向けた。
>>130 視線を向けたのは、その表情から何かを窺えないかと思ったが故。遣り取りの有無などは察することは出来ずに。]
[誰も疑えないと頑なだった自分が、あからさまにレイヨと敵対しているのだから、何かあったと気づいても不思議ではない]
[彼はウルスラから離れ、テーブルに向かった。そして、メモとペンを手に取る]
ちが……、ちがう、わ。
わたしは、人狼なんかじゃ、ないもの。
死んだ、ひとの、たましいを、視ることを、
…どれだけ、知っていると、いうの。
アイノは…、ひと、よ。
これいじょう、彼女を、汚さないで。
[女はレイヨの言葉>>129に、伏せていた顔を上げた。
泣きながら語る声は、くぐもって聞き取りにくい。
一度鼻を啜って、女はもう一度繰り返した]
『マティの へやで』
[そう、前置きをして、ペンを走らせる]
『マティを ころしたのは おれだと』
『うそをついたら どうかと』
『レイヨに そそのかされた』
[そのメモを、ニルスに向けて]
――――。
[やせ我慢のせいで強くなった怪我の痛みに、うずくまる]**
[そしてナイフを見て、笑った]
――僕を殺すの?
ちゃんと自分の手を汚そうとするのは、好ましいよね、ニルスさんは。
死んであげるつもりもないけど。
ウルスラさんはそういうけど、
自分の手を汚さず、彼女の名前を書いて、殺した人を殺そうとしたのは、あなたでしょう?
君が殺したようなものなのに、よくもまあ、いえたものだよね。
[マティアスの死を汚したレイヨの事は、たとえ人であっても、たとえ正しい力の主であったとしても]
[許す事はできなかった]
[今目の前で次々と起こる一連の流れを理解出来ずに、ただ呆然と皆の言うことを聞いている。
レイヨは、自分に力があるのなら人間だという事は間違い無く。
そしてウルスラの部屋に誘われて告げられた時の表情や、今の彼女の口から出てくる言葉は疑える訳も無く。
今は事がこれ以上ややこしくならないように様子を見ている。]
仇を取ろうなんて、思ったら駄目だよ。
君たちがするのは、生きるためだ。
――…やっかいだから、ニルスさんには気をつけてね。
[仲間、ともいえる。
でも自分で壁を作った二人に対して、そう言葉を投げた。
死ぬつもりはないと言ったのに、死にそうな今も、のんきな口調]
するべき、こと……。
[涙に濡れたぐしゃぐしゃの顔が、ニルスを見上げた>>138
惑うような視線はその顔から、彼の手のナイフへと移ろう。
再び彼の顔へと視線を戻し、その瞳の動きを追って振り返る。
女の眼差しはイェンニへは至らず、意を取り損ねて瞬いた。
困惑したように惑う視線は、クレスト>>135の上に留まる]
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