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[所々から非難めいた視線を受ければ、そちらを睨みつけます。やがて集会所で会議が休憩になれば、ネギヤへとそっと近づいて行きます]
ああ、すまねえ。
開発反対派の名簿みたいなのがあったら、見せてくれないか。
……何もしやしねえよ。後でちょいちょいっと挨拶とお願いをしに行くだけだ。
俺は平和主義者なんだぜ。見た目通りのな。
[ネギヤと小声で内緒話をしながら、外へと目を向けると黒い雨雲が視界に入りました]
[空彦の声が、雷のように響いて聞こえた。
ぽたり。地面に黒い染みが広がるのと、教師の声が雨と問うのとどちらが早かっただろう。
怯えたように傍らの安子に身を寄せる。]
―集会場・軒下―
[議論にはさほど興味はなかった。
さきほど神社で見せてもらった、ダンボールの中の子猫をしきりに眺めている。
触りたくてうずうずしていたが、我慢した。
依真里が甲斐甲斐しく世話を焼いているので、殆どすることもなく。]
永嶋さんグロッキーなの…?夏バテ?
[ぽやんと首をかしげたところで、
大きな主張が聞こえてきて、身を竦ませた。]
お祭りか……。
ギスギスしたお祭りは嫌だな。村の人が、1番楽しそうに笑う日なのに。
[またぼんやりと呟いて]
……食べてみる?
[青年にみそアイスを差し出しました]
『所でこれは誰がやったのかね?』
[ネギヤは懐から一枚の紙を取り出して、それをひらひらと住民達に見せつける]
“欠夜来の頃に夢を見よう
こっちにおいで”
何ですか、それ?
[部屋の隅から尋ねる。
またあの違和感に襲われて、腕をさすった]
[>>150ロック魂といわれてつい乗ってしまい]
そう!体制反対!成田しかり・・・なんでもかんでも開発と名前をつければ押し通すんだ。
[調子に乗って声を上げるが]
でも・・・結局俺達の声なんてだれも 拾い上げちゃくれないんだよなぁ
・・・とにかく 俺にとっては祭りの方が重要問題・・・かな。
って?君はどこの子?
[見知らぬ少女を訝しげに見つめた]
今度、黒酢ソフト置いてよ。
いつか流行るから。
[ワンピースの少女の姿が見えて。
隠れるように物陰でアイスを食べ始めた。]
見てもいいですか?
[ネギヤはいつものよくわからない笑顔を浮かべたままだ。
恐る恐る手を伸ばして、紙に触れる]
「かくよぎ」ですかね。
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