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……女難だな、
女は基本的に怖い生き物だからな……。
[攫ってるということは売ればいいのか、とぶつぶつ言いつつも首根っこ離して、真顔でひとつ嘘を吐きました]
僕の日記は9thは丸くてうまいものは食べられない、といってる……。
まあ、それはともかく、
いや、歯切れが悪いというか……。
実質中身はない話にしかなりようがないんだが……。つまり、お前、10thとなんか話したりしたか?
僕はひとつ10thの頼みごとっていうのを受け損なってな……。
[上に行きたいらしいので、
なんとなく階段方面向かいながら口にする]
[家族連れから視線を、声がする前へと戻す。
その姿は、あの柱の上で見た女性のもので、]
…、ったく。
ようやくお迎えか?
[コートを脱いだ、白のシャツ。腕を組みながら、見下しながらナオへ問う。]
[ゼンジとヨシアキの吹き出しのやりとりを
じっと眺める。
…守りたいもの。
ゼンジの言いたいことは、
なんとなく分かる…気がする。
――…ただ。欲張れるのも。
ある意味、強いことではあるけれど]
やりあうことになれていない、かぁ。
まあ、こんな急に世界の命運を背負わされたんだ。
そこで「大事にする」「守りたい」とかそんな言葉をかけられたら、ころっといく子はそこそこいるかもしれないんだな。
[鎮痛な面持ちでそういって。
知っている。こういうものを自分の棲家の灰ログで何と言われていたのか]
そうか、10th…グリタさんが、混線する日記の持ち主だったのか。
[その相手が、マシロだということにも今更ながら至った]
/*
ちなみに デンゴには
お前が一番殺せない って言うつもりだった
お父さんは子供の未来のために戦う人なので
子供きるはNG なのさ
なので 殺したきゃ殺せ
バリのことを言うつもりだttt(酷い
殺す覚悟が無かった?
あぁ、そうかもな。
お陰で俺は、命が助かったからな。
[肩を竦めて笑って見せたが、
どうにも 歪んだ笑いになった]
俺は、ソラ、だ。
キシコハル?長ェな。キシでいいか。
…キシ?あんた、騎士か。
[自分の世界では、前線に立って盾となる職業。
音で気づいて、思わず笑んだ]
なァ、キシ?
今から少し、付き合ってくれねぇか?
ん?
ああ、すみません。
[肩ゆすられて、目を開ける。
訪問者が三番なのは予測していた。
そして、彼女が鬼の、ヨシアキの味方でもあることも。]
セイジのにーちゃんも、
女難で、痛い目あったことあんのか?
[好奇心に満ちたきらきらした瞳で見上げてみた。
が、続いた嘘に、表情は一気に奈落の底に落ちる]
Σ な、なんだとー!!?
うそだっ。嘘だと言ってくれー。
[袖を掴んでぶんぶん揺すりつつ。
階段へと歩きながら、質問には渋面を作る]
オレ様、ほとんど10thのおっちゃんと会ってねえよ。
一度会ったけど、見逃せ!って逃げられちゃったし。
なんつーかこう、警戒されてた、感じ?
…ふーん。セイジのにーちゃんは、
その頼みごとが何か気になってるってワケ?
だよね。
よく知らない相手なのに裏切られることとかって、考えてるのかなあ。
[不思議そうに首を傾げる]
ん、まあ……日記を通してやりとりできただけだから、あんまり役には立たなかったけど。
[あっさりと頷いた。
なにせ手帳を開いて書き込まなければならないのだから、しかたない]
[手帳で繋がっていた相手のことは信用はしていた。
けれど、裏切る事も裏切られることも視野には入っていた。
交わす軽口は楽しかったし、心配したのも、心配されたのが嬉しいのも本当だったけれど。
――まあ、切り捨てるような事態になる前に、死んでいってしまった相手のことなのだから。
いまはただ、その不在を哀しむ心があることだけ覚えておけばいい]
不思議なもんだよね。
あれだけ世界を救うって言って
誰かれ構わずケンカ売って……
あんなガツガツしてたのに。
[名前について問われれば少し首をかしげる。
まさか、ゲームの職業にありがちな騎士と
勘違いされているとは思わなくて]
?まぁ、キシはキシだね。
いいよ、今はやることないし。
[最後の問いには迷いなく答える]
起こしちゃって、ごめんなさい。
……私のこと、カノウくんから聞いて、ますか?
[私の世界では見慣れない和服と、落ち着いた雰囲気に、何だか気安く声を掛けづらくて、思わずぎくしゃくした敬語になる。
8番さんに味方だ、なんて言ったけど、私はこの人のことをよく知らない。]
一つだけ、ゼンジさんに聞きたいことがあって。
まぁ、ゲームの受け止め方は人それぞれだろうさ。
6thは、ゲームの存在そのものに懐疑的であったからなぁ。そこそこもれは本当なのか、ってところから。
おいらは、こうして離れてみると。
0thと同じ顔した子も、作ってくれた人も、皆大好きだったから。
おいらがへましてみんな消えちまうのは我慢ならねえかなぁ。
[そう零す]
[混戦する日記についての話を聞いて]
そうか、マシロのはいちいち書き込まなきゃならなかったのか。それは難儀だ。
その本は、身元証明には絶大な効果を示すんだけれど、2人一緒じゃなきゃその効果は弱い。今は誰にいっても同じかもなんだな。
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