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ふふ。楽しそうですこと。
[マシロとヨシアキの仲の良さそうな会話に少しうらやむような視線を向けて]
あら、じいや?
[校門の向こうに見慣れた車を見つけます。降りてきた紳士と二言三言交わすと、頷いて振り返り]
……そうですの。それでは仕方ありませんね。
残念ですが、私はこれで。
ごきげんよう。
[その場に集まった皆に一礼をして、車へと乗り込むのでした**]
そ、そっちのアンじゃないです!!こっちのアンです!!
[どっちだ]
わ、悪いんです。アンの二文字がつくだけで天使が堕天使になるというか・・・神が邪神になるというか・・・ロリコンが本物になるというか!!
[なにかあったのか?]
うぅ・・・
[涙をぬぐっている]
ロリコンが本物・・・?
なんや、そら
[言葉の意味は良くわからんが
とにかく、凄い混乱をしているらしい
涙を拭うほどに、怖かったのか?]
いや、泣くな、泣くな
男の子やろ、びびったらいかんて
[女みたいな奴だな、本当に
こんなんで、苛められないんだろうか]
・・・なんでしょうね?
[冷静になると自分でも意味が分からないらしく、首を傾げている]
だ、大丈夫です・・・泣いてないですし、びびっても・・・いや、びびりましたけど泣いてないです。
[ここが境界線らしい]
え。……何ぞ、……すごい車やな……
じいや? ……セバスチャンってやつか?
ん、ああ。ほうか……残念や。またな。
……お嬢様やったんか。
驚いたけど、なんか納得したわ。
[車と去るハツネには、吃驚しつつも見送り]
おー、宜しく頼むわ。
[セイジの申し出を聞けば頷く。リウが何処まで準備しているかは知らないが、助けはあればある程やりやすいだろうと]
あー、いーけないんや、いけないんや。
ヨシアキがタカハル泣かしとるー。
[二人の様子をびしりと指差して]
自分でもわからんのかい
[こいつを混乱させると面倒だ
それだけは、記憶に刻んでおいた]
そうか、泣いてないのか
ぐすぐすゆうとったが、泣いてないんやな
[あんまり弄ると、また混乱しかねない
とりあつかいちゅうい、だ]
泣いとらんって、ゆうとるで、本人
[からかいに走ったマシロに、そう言って]
つか、七不思議や、七不思議
7つ目って、なんなんよ
そ、そうです。泣いてません。ぐすぐす言ってのは・・・あれです・・・えーと・・・と、とにかく泣いてないです。
[目を泳がせながら否定中]
そうけ? ならいいけどー。
下級生をあんまいじめんようになー?
[ヨシアキとタカハルの返事を聞けば、そんな風に言ってから、そうそう、と]
七不思議の七つ目はな。
他の七不思議を全部見届けると、恐ろしい事が起こる……ってもんらしいんよ。
知ったらやなくて、見届けたらなんよね。
妙な話やけど。
・・・なんか変なこと考えてませんか?
[嫌な予感がしてヨシアキに聞いて見る。と、マシロから七つ目の内容が]
・・・すごいアバウトですねー。
[のんきだった]
[いつもどおりのんきに構えていたがふと気づく]
ん?見届けたら・・・?七不思議の内容って大体「○○で死ぬ」って奴ですよね・・・
[その後の言葉は続かない]
おとろしい話やろ。
具体的に何が起こるのかはわからんけど……
他の七不思議みたいに、死ぬとか消えるとかって考えるのが自然やろね。
[こくりと頷く。セイジの言葉にも頷き]
皆で七不思議を試していった結果……
とか、ありそうやよね。
――丁度、今みたいに。
[最後はいかにも恐ろしげな、低く潜めた声色で]
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