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…――っ!!!
[はっと気付いて自分の手元に視線を落とす。
空だ。持っていた絵日記が無い。
先程ぶつかった時に飛ばされたのだろう。
慌てて見回せば、少し離れた場所にカボチャ顔のハードカバーが転がっていた。
尻の痛みも忘れて、咄嗟に立ち上がり手を伸ばして拾い上げる。
そのまま仕舞いこむように、ぎゅっと胸に抱き寄せた。
まだ、現実味とゲームと。
認識はよく分からない境界線上にある。
ただそれでも、…――この絵日記を手放したら終わり。
その事実だけは、子供心にも強く刻まれていた]
[慌てて両手を振りながら]
ああ、ごめん。
威嚇とかそんなんじゃなくって。
別に今どうこうしようってのは無いから。
ちょっとあの人と何会話してたのか気になっただけだから。
[目線はトイレに消えた10thの方を向けた]
[それから分厚い書を捲る。
いつの間にか増えている文字の列]
お。
12th、0thと接触しているぞ。
残念ながら最新の日記では、
逃げられて…9thと会ったみたいだ。
[言ってから、少し、眉を寄せた]
日記を壊す、か。そうだな。
だが…対象が大きい方が当てやすいぜ。
[日記よりも身体の方が。
告げるが、だけれど2人と自分の「殺す」という事への認識と想いが違う事は、空気で感じていた]
…ふむ。
[色々、思いをめぐらせているうちに、
口の端が上がっていき、]
よし、決めた。
この人にする。
[やがて告げる。片方の手は10thを指差したまま。
さながら賭ける相手を決めたかのような一言]
さぁて、どうなることやら。
[そしてたこ焼きのパックを手離す。
それは空間に入った亀裂に吸い込まれて消え、
あとには腹ごしらえした感が残るのみ**]
そうなんだ。
意外と見かけないもんだよね。
[言われてみれば、コハル自身も
ここに来てから姿を見たのは
グリタとマシロだけだ]
そ、6thことコハルって奴?
ただでも殺し合いなんて
強要されてる身だしね。
警戒しない方がおかしいと思うよ。
自分の行動が分かってる相手なら尚更ね。
[そう答えるのは苦笑交じり]
ん?装備を?
確かに目立ってるよな……
[しみじみと言ってしまったのは、自らの経験上。
ただでさえ目立つ髪に変わった衣服の彼女は、
意識されない一般人の注目すら浴びてしまっているようだった。]
構わない。
どこかに衣服も置いてあるんだろ。
[未だ地図を目にはしていないが、見当をつけ口にする。
どこかレトロな感のある店内の機能は、
さして自分の世界とも変わらないだろうとは思えた。]
神の小間使い ナオは、眼鏡! 眼鏡!![栞]
[>>226>>227 同意を示す二人の言葉に、私はとても安心した。
安心したら、お腹が減る。私もたこ焼きを一つ、爪楊枝で頬張った。
たこ焼きはおばあちゃんの出身地の名物で、家でもよく出る食べ物。
だから、熱いのも慣れている。
もぐもぐ頬張りながら、私は地図の写真を端末の画面に映す。
1階から順に、屋上まで。指先を横にスライドすれば頁がめくれていく。]
1階は日用品とかだから、多分刃物もあるけど……同じこと、考える人も多そう。
だから私、この階に来たの。
えっとね、装備……っていうか、服は、2階だよ。
……カノウくんに、可愛いの選んでもらったら?
『2人で2ndの行動を見ておいてもらった方がいいと思う。
私が知っちゃったら、2ndにも分かるかも知れないから。私は、この階にいるよ。』
[ちょっとした悪戯めいた発言は、女の子の特権。
勿論、端末に打ち込んだ文字の方が本命だけど。]
威嚇はされてる気はなかったよ。
なんか呑気そうだしね。
[褒めているのかけなしているのか。
率直にすぎる感想は前と変わらず]
まあ世間話的なこととか
これからのこととか。
もしかして、そこまで日記には書かれてないの?
分かったのは、あの人が強そうっていうのと
守るものがあるってこと。
0thが逃げた?そうか…。
分かった、感謝する。
0thにはこれもバレているところかな。
[苦笑し、ささやかな集まりを見回す。
そして続くソラの言葉に、短い頷きを向けた。]
どちらか確実な方を。
…殺すまで攻撃するのも、大変だろ?
[手間の問題だと摩り替えて、彼女に告げた。]
わはーい、ナオは手堅い所を選んだなの?
10thはルリ的にも筆頭候補なの。
[ゲーム直後に、共同戦線を提案する周到さ、判断力。
かと言え、誰彼かまわず味方と言う訳でもない。
いざと成れば、裏切りを敢行する狡猾さも備えていそうだ]
じゃ〜あ。
ルリは5thなの!
ぼ〜っとしてる内に死にそうな気もするけど、きっと5thにはすごい底力があるはずなの!!
[お互いに、神の視点から、参加者達で戯れる。
唯、賭けの勝敗は、まだ当分はわからなさそうだ**]
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