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[気をつけろと声をかけることすらできず。
まてと背後にかかる声に待つ事などするはずはない。
大きな音を立てて、電気ポットがぎりぎりのところを掠めて通路におちる]
とりあえず、行動不能になってもらうのが、いいかな。
[階段近くまで逃げながら、途中の棚から陶器の器を手にして投げ返した]
ネギヤは無理せず、にげていーよ。
[そんな声をかけつつ、ポールを振り回せないように、展示品で道が狭い売り場の中に入った。
まあ、投げられるものが増える分、どっちもどっちと言うところ。
家電家具、といった売り場はそこそこ人もいるがこちらの騒ぎなど気にもしていない]
…俺にはやはり、
誰の世界を残すべきかの判断は出来そうにない。
残すべきではなく、残したいかどうかだけだ。
そしてそれは、生かしたいかどうかだけ。
生きた後に、己の世界をどう思うのか。
どうしたいのか。
それは、それぞれの選択だと思うから。
俺は取りたいと思う手を取る。
ちょっと困ったんだな。
武器ねえし1stのチート日記もあるし、逃げてえのはやまやまなんだが。
[処分品ワゴンを無理やりソラの方へと蹴りつける。中身は理解のできないデザインのお茶碗である]
[実にけたたましい音が鳴り響き]
逃げられなくなった理由ができた。
[タブレット。1stとかち合わない逃げを選択するのにちらりと見た日記に表示される、今の1st の情報。
1stは知る。5thを殺す未来を
即ち――]
5th! あんた、1stに狙われてる!
このままじゃ、あんたが次のチート日記の犠牲者だ!
死にたくなかったら、戦え!
[マシロと同じ、未来犠牲者になる、――太った男の出身国風に言えば、確定白 を見出した瞬間だった]
[逃げを取らず、大声で叫ぶ。結果、ソラが接近するなら容易に間合いに入るだろう]
[電気ポットは当たる事無く、
ガシャンと何かを壊して落ちたらしい。
展示品が並ぶ狭い道に入り込んだマシロを追い、
またとりあえず触れたものを放り投げた。
電気シェーバーのようだったが、
勿論ソラには何かは判らない。
駆けこんだ通路の幅に低く舌打ちを漏らし
ポールは縦に持ったまま。
マシロへの距離を詰めようと、
更に蹴る足に力を籠めた]
きゃあっ!
[荒々しく倒される展示品。
投げつけられる商品。
それらを避けようと物陰に隠れながら
ネギヤの「時間がない」という言葉を頭の中で反芻させる]
[ソラがマシロを追うのを見れば、足は自然にそちらへ*向いた*]
/*
整理。
・霊ネギヤ(狼吊ってないのを知ってる)
・LWはセイジかデンゴ?
・グリタ襲撃は下ネタが多すぎたから
うむ、どうすればいいか分からん!
/*
で、想定生き残り枠が
ヨシアキ、クルミ、ソラ、ゼンジ、マシロにLW。
どうやって死亡フラグ立てるかな……。
本当は今日墓下行きたいんだがw
無理だよこれwww
[狭い通路、蹴りつけられる足を軽く跳躍してかわす。
逆の位置になりながら縦に振り下ろしたポールは、
薬缶に当たり、高く大きな音を立てた]
…いい得物持ってンじゃねェか。
[く、と口の端を上げて。
包丁を持った手首をめがけて、
真っ直ぐにポールを突きだした。]
[手元の日記が更新されていく。
『私は、4階に移動する。』
『私は、包丁を構えてネギヤさんを、』
日記は、まるで私の意志に応えるみたいに内容を増やしていく。それだけ、選択しうる未来が多いということでも、あるのだろうけど。
いつか、デンゴくんが言っていた言葉を思い出す。日記に書かれているではない、もっと別の選択があるはずだ、って。
つまり、日記に書かれていない行動だって、取れる。
私はゆっくりとエスカレーターを上がる。
大丈夫、って自分に言い聞かせるみたいに、何度か胸を撫でて。
>>294 聞こえたのは、ネギヤさんが叫んだ声。
ネギヤさんの背中は、私の前方にあった。
2番の子とソラさんが対峙しているのは、ネギヤさんの向こう。あれならば、私の行動を日記で見る余裕は、きっと無いだろう。
私はそっと、音を立てないようにネギヤさんの方へと近づく。]
自衛は大事、ってね。
[高い音に眉をしかめつつ飄々と返す。
手首を狙ってくるポールを薬缶で叩き、逸らそうとして]
11thはさ、なんで 1stをかばう、わけ?
[問いかけの応えはとくに気にしない。
それで気がそれれば、その間に、ポールを持つ手を切りつけようと、間合いを詰めた]
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