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ビル物もやってみたい村の一つなんだよねぇ…。
「あかずの間」みたいなの。
被験者として集まったら人狼が…!みたいな?
[引き寄せられるまま、失人は世界を受け入れていく。新しい記憶が、更に古い記憶を消して行く。もう、夢のカケラすら残っていない。それでも、取り戻したくて。]
ルリルリが、俺の夢を見てみたいって言ってたし。
取り戻さなきゃな、夢。
[だけど夢の最後だけは、まだ覚えている。最後に見たのは、誰かのシルエット。悲しくて、手を伸ばした時に夢は消えた。]
なぁカナメ。
俺の夢を食ったのはお前か?
[問いは、虚空に溶ける。]
[あのシルエットは誰だったのか。忘れてはいけない人だった気がする。忘れたくない人だった気がする。忘れてはいけない人だった気がする。あぁせめて、顔だけでもわかればいいのに。カナメは何も答えない。教えてくれない。]
俺の答えは何処にある。
俺の夢は何処にいる。
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何で9人目なんだろうと思ったら、参観者も含めた人数でカウントしてるのか。
…ややこしい?
参戦者だけ数えるのは難しそうなので、対策するなら「○人目」の表示をしない形にするけれども。
[キッチンへひょっこりと顔を出す]
ペケレ、おはよー。
[先ほどまで墓碑前で寝ていた女性に声をかけてから、初めて見た少女の顔をまじまじ見つめる]
プレーチェ。
ひつじ。
[自分を示し、抱えるぬいぐるみを掲げ、ミナツへ*自己紹介した*]
――自室――
[蓋が開いた冷凍睡眠装置。先ほどまでまどろみと覚醒の狭間を彷徨っていた少年は上体を起き上がらせたが、それ以上動こうとしない。]
・・・うるさい。俺は眠いんだ・・・
・・・どうして、起こした。
そんな長話はどうでもいい。もう一度眠る。
・・・ッ!わかった、わかったから大声を響かせるな。
起きればいいんだろう・・・くっ・・・。
[渋りながらも、声に促されるままに装置を離れる。足取りは重い。]
『そうだ。レン。起きればそれで良い。
改めて言おう。――おはよう、レン。
どうする先ほどの話をもう一度繰り返すかい?
君はいらいらしてるばかりで私の話など聞く耳持たないように見えたのだがね?
君は私の力で目覚めた。私はカナメ。
ぼうっとするだろう。君はまだ、私の声なしではこの世界で生きていくことすら困難であるはずだ。
まだ、体もぎこちないだろう?
もう一度言おう。
この島には君の他にも人間がいる。目覚めた者がどれくらいいるかは外に出てみないことにはわからないがね。部屋の外には・・・』
長話はもういい。聞いていたさ。
[ぴしゃり、と声を遮る。]
「レン」、「レン」とうるさいな・・・変な感覚だ。
それは、本当に俺の名前なのか?本当に俺のものか?
・・・とはいえ、他の名前なんて思い浮かばないな。
わかったわかった。「レン」でいいよ・・・。
そういうことにしておく。
『とりあえずは部屋の外に出てみるといい。
体を慣らす必要だってあるだろう?
今のそれは、あまり心地よい感覚ではないと思うのだがね。』
[気に入らない、耳障りな声だがその言葉に耳を傾け]
・・・そうだな。確かにそうだ。
ぼうっとしてるのを覚ましに、体を慣らしに行こうか。
こんな体中がギシギシ言うような不愉快な感覚とは早く縁を切りたいからな・・・。
[壁に手をつき、ぎこちない動きで部屋を出た*]
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