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[満月が 近づいてくる]
[身体がひどく熱く寝苦しい。
隣で規則正しい寝息を立てる妹の
シロイ肌が、白い、白くて、]
[ぐるぐると目が回る]
[目を閉じても眩暈が脳を揺らす]
…嗚呼、
[制御しきれぬ血の目覚めに
声にならぬ吐息が漏れた**]
……行く。
[元よりそのつもりだったから、二階への同行の誘いは断る理由もなく頷いた。
それからまた少し間を空けて]
えっと……、その、普通でいいよ。
多分、そんなに、変わらないと思うから……歳。
[言葉遣いの不安定さは気付いていながら指摘しそびれていたらしい。
今更ながらの話は、やはり少し言葉足らずだった**]
[窓から差し込む陽の光に瞼を刺激され、彼は慌てて飛び起きた。庭にある小さな菜園への水遣りをしなければ――]
[……と、辺りを見回し、ここが自宅ではない事に気づく]
………。
[ふう、と長い深いため息をつく。その時は気づかないふりをしていたが、イェンニの放った『容疑者』という言葉(>>0:71)が頭から離れない]
[彼は、自分が星詠みに選ばれた意味を考えていた。使いの者が来た時から、ずっと]
[……恐らく、そういうことなのだろう、と自分の中で答えを出した彼の目には、ある決意と覚悟が浮かんでいた]
[夜。
厚い本を半ばまで読み進めて、ニルスは寝台に身を横たえた。顎に本の端を乗せるようにしながら、天井をぼんやりと見遣る。
伝承の通りであれば、次に目が覚めるときには人狼が目覚めている。>>8>>9 扉に釘を打ち付け、屋敷に封をする音をやや遠くに聞いた。]
やれやれ……まずは、当座の食糧の確保からか。
[閉じ込めるからには、恐らく地下にでも食料を用意してあるのだろう。まさか、全員を人狼もろとも、などとまでは長老も思うまい。
長老は星詠みに従い、この屋敷に人を集めた。しかし、全員が人狼として目覚めるというわけでもないだろう。であれば、人狼ではなく星詠みに表れたものには、……。]
……何らかの役割、ということか?
[まあ何であれ、ニルスは自分の知識欲を満たそうとするのみだ。徒然に思考を巡らせながら、ニルスは眼鏡をサイドボードに置き、目を閉じた。]
[朝。
身支度を整え、ニルスがまず向かったのは地下だった。有事の時に備え、食料を備蓄するのは地下室だと相場が決まっている。
その読みは正しく、だだっ広い地下室にはある程度の期間ならば過ごせるであろう食料が蓄えられていた。
ニルスはその内から果物を数種集めて、1階へと戻る。
潮風の強いこの地では、果物は獲れない。
貿易によってのみ手に入るそれは、購入すれば少しばかり高価なものだった。
キッチンに入り、それらを切り分けて皿に乗せ、居間へと運ぶ。]
不安や恐怖は、いたずらに人を消耗させる。
そうさせる事態に直面する時こそよく眠り、美味しいものを食べ、心を落ち着けるべきだ。
というわけで誰か、美味い紅茶でも淹れてくれる者はいないか?
[果物の載った皿をテーブルに乗せ、ニルスはぐるりと辺りを見回した。]
[普通で良い、と言われて。何か少しわからなかったよう。
だけれど、すぐに得心して、彼は笑う]
ありがとう、アイノ。
うん…
同じ年くらいの、女の子と話すの、久しぶりで。
ごめん。
[聞き取りにくかっただろうかと、不安になったのか、謝罪の言葉も織り込んだ。
話を振る、ということもうまくできず、彼はアイノと二階にあがる]
早く帰れると、良いね。
でも、しばらくはよろしく。
おやすみなさい。
[部屋の前で別れる時には、そんな挨拶をしたのだった**]
[身支度を整えた彼は、部屋の空気を入れ替えようと窓辺に近づき……釘で打ち付けられている事に気づく。夜中、まどろみの中で釘を打つ音が聞こえた(>>8>>9)のは気のせいではなかったらしい]
[声を発するにはどうすればいいのか、
そう考えたけれど、思いついても今はやめた。
ただ、人のものではないと感じる。
だからその声を、静かに聞くだけにした。
幻聴ならばそれでもかまわないと、彼は思ってもいたから。
盗み聞きをしているつもりは、レイヨにはなかった。
人狼の感覚がどういうものなのか、彼は知る由もないし、潜んでいるつもりもなかったから。
いつもとは違う、そして自分が聞く声が特別なように思えたから。
心が確かに弾むのを、こらえることは出来なかった**]
[部屋を出て、居間へ向かう。確か、ニルスの持ち寄った古びた紙(>>0:58)がテーブルに置かれたままのはずだからと――]
[何かが起こる前に、人狼の事を、知っておきたかった]
[会話による情報収集が不得手な彼は、資料館に足を運ぶのが習慣になっている。
元々、文字を読む事が苦痛ではないという事もあるが、そこにはマティアスもいたし、文章を読むのが早いニルス(>>0:107)とは比較的意志の伝達がしやすかったから]
[居間のソファーでどれだけ寝ていただろう。
繊細な部分は殆ど無いおかげで、何処でも寝れるのは自慢の一つかも知れない。
熟睡してた分、夕べ玄関の扉が閉鎖される音など聞こえる事は無かった。
ふと目が覚め瞼をあければ、視界にはニルスが居る。
夢心地で時計を探し時間を見れば、普段なら既に仕事に出ている時間で。]
いっけね!遅刻じゃねえか!
[慌てて飛び起きたが、おそらく周りの人物に諭され今の状況を思い出せば、恥ずかしそうにソファーにもう一度座りなおす。]
ははは…なーんだ。
おはようさん。
[人差し指で頬を掻きながら改めて挨拶をした。
[座りなおす際に、足元に落ちていた毛布を拾い「自分で使ったっけ?」と不思議そうに見れば簡単に折りたたみ、横に置く。
テーブルにはニルスの置いた果物があり、目を輝かした。]
おお!いい物があるじゃん!
ちょっとばっかしいただいてもいいか?
[聞きながらも既に手は伸び、切り分けられた一つを手に取れば口に運ぶ。久しぶりに味わう瑞々しい甘さに笑顔が零れ、紅茶を淹れてくれる者を探すニルスを見れば>>15]
すまん。
多分お前さんが気に入る茶を淹れるのは俺多分無理。
[少し困った笑顔で、申し訳なさそうに顔の前で手を合わせて謝った。]
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