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さあ、ね。天罰でも受けたんじゃないの。
色々気を回してもらって悪いわね。
そうだ・・・ あっちでも先生と一緒にいたいと思うかしら?
―― 詰所 ――
そうですよね、魔女狩りなんて古臭いっていうかレトロっていうかかび臭いっていうか辛気臭いっていうか。
[アーヴァインの死亡の知らせとともに、いくらかの探り。
それはどれも鼻で笑われた]
アーヴァインひとりであんな調査してたのか?
[ひとりごちながら自宅へ向かう]
―― 自宅・書斎 ――
専門外なんだけどな。
[鍵付の引き出しから取り出したのは、古い『悪魔憑きについての手記』。
それを読んでいるうちに意識は遠のき、眠りの世界へ]
医師 ヴィンセントは、ここまで読んだ。[栞]
― 自宅 ―
私には…どうにもならないわ…
[変化しない鏡を持ってひとりごちた。
呪いのかかった鏡…殺人を良しとする人間を映すと半日から1日で割れると言われている。
そしてその鏡にクインジーとラッセルをこっそり映してみたのだが変化はなかった。]
つまり…殺人を良しとしない人間…ふつうの村人ってことなのよね…。
WolFの人間がいるなら…この鏡は割れるはずなのよ…
[苛立ちながら呟いた]
[しかし、これを見せたところで皆を説得できるとは思えない]
時間がかかるのが…難点よね…
[今度は苦笑しつつ…呟く]
パパにすっかり子守をさせてしまって…。
おろおろ。
ちょっとネタをもとめて神頼み。
[スイカの名産地]で、[まゆげコアラを発見した]。
使えますかね…。がんばろー。おー。
[抱きあげられた首元に顔を埋めると嗚咽を漏らす]
おねえちゃんは、魔法使いじゃ、ない…って。
[涙に混じって切れ切れに話す。
騒ぎを聞きつけた隊長を失った自衛団が駆けつける。
第一発見者もすでに散り散りに帰宅した後だったためか、簡単な質問を受けた後、帰宅を許された]
[鮮明さに欠けた意識が戻る。まだ早朝のようだった。
気だるく体を横にずらすと、足の先が誰かに触れる]
リッくん。
[それはごく当たり前の日常で。たった数時間離れていただけなのに、じわりと涙が浮かんだ]
狼さん、探さないと。
[乱暴に涙を拭って、ほってた顔を汲んであった水で冷ます。物語と現実とは違うのだろう。
違うのだろうけど、重ねずに考えることが出来なかった]
[鞄の中から本を取りだすと、ぱらりと読みかけのページを開く]
………ぶはっ!
[そこに描かれた妖精のイラストに思わず噴き出す。
そこに描かれた使い魔に太い眉毛が書き足されていた]
ばか、なんだから。
[ぎゅっと本の上で拳を握りしめて、片割れのいたずらに、もう一つだけ涙を零した]
「裏切り者を見つけるためだ」仲間の一人が言いました。
「でも仲間を消すなんて」魔法使いは首を横にふりました。
しかし方法が見つかりません。
いよいよ、仲間たちがその恐ろしい魔法を使おうとしたその時です。
一匹の使い魔が思い出したように言いました。
「そうだ、あれがあったよ!」
[使い間はコアラのような大きな鼻を持っていた。
彼が言うには、狼を見分ける道具があるというのだが]
だめね…。
こんなもの、あるわけないもの。
知ってたらパパが探してるわ。
[本を閉じると立ち上がる。
父が再び出かけるのなら、止められてもついていく覚悟*]
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