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そう、タイムリープ。
何というのかな…時間を操ってとかさ。
デンゴの世界に、そういう概念はなかったか?
[首をかしげ聞いてみるが、]
無理、するなよ…?
[頼んでおいて、案じるような話になった。]
分かった。
[囁き返したのは、先と同じ言葉。
けれど含む意味が少し異なる。]
あなたの言う通りだろう。
3rdとは確かに協力関係を結んだが、鬼とばらしたわけじゃない。
バレたら敵対という可能性だって残ってる。
…そう、ならないように願っているけど。
そういえば、10thはどんな人物だった?
ゼンジさんは彼とも組んだんだろう?
引き込めそうな相手だったか?
[ふと、未だ接触のない人物のことを聞いてみる。]
[それから、ペットボトルを漁って水分補給も行いつつ、
何となく和やかな様子のデンゴなどを振り返るが、]
お前、さっき何をしようとしたんだ?
[先の会話を思い出し、ちらと軽い疑いの目を向けたりもした。
そして、]
───なあ、セイジ。
[8thとの別れ際に声を投げる。]
さっきは話してくれて嬉しかった。
ありがとう。
さっきの言葉、俺は本気だ。
だから、何かあったら思い出してくれ。
そうそう、あと──…
[なんでもないように付け足す。]
俺は3rdと11thと会っている。
ふたりともいい奴らだったぜ。
多分気が合うから、一応伝えておく。
[そこまで告げて、彼と別れた。
ひとまず目指すのは2Fの婦人服売り場。
約束の待ち合わせ場所を目指す*つもりで*]
十番……彼は、強いです。
そして、自らの世界を愛しています。
他に、何か揺るがせるものがないのであれば、
彼はきっと、勝ち残るほうにつくでしょう。
[しばらく考えてからそう述べ…。]
彼に接触する必要性は感じています。
彼をこちら側につけることはキーかもしれませんね。
デンゴくん
本当は、君にはそういうこと、させたくない気もする。
だが、どうやらここで勝つ、ということは、
そういうことらしい。
でも、大丈夫かい?
[それは、子供であるという心配。]
!?
[日記が書き換わる。
「風船があがり、アンの姿が見えなくなる」
「風船があがりきると、アンは死んでいた」
]
アン、起きろーーーーーーーーー!!
[隠れていた場所から出て、ありったけの声で叫んだ]
[風船を書き分けて進もうにも、死の運命を変えるにはあまりにも時間がかかり*すぎた*]
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