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[会話が飛び交う中、聞き漏らしていた分もレコーダーからも声を拾い上げる。そして須藤の言葉に顔を上げ、今にも泣きそうな顔で喋り始めた]
その前提に基づいててもおかしいの。だって、鬼に対抗出来る力があるなら、どんなものか分からなくても縋りたいと思うのね。
なのに、お話も聞かないで決めちゃうの、なんか違うの。
あとね…センセー、リウちゃんに守る力あるって、ちょっとでも思っていたら、それ言うの、変……。
だからね、六花、須藤センセーにお隣、行ってほしいって思う……。
[言い切るとボロボロと涙が零れる。優しく接してくれたのを思い出すとやるせない気持ちになった]
[小鳥遊の返事を聞いて、なるほどと思う。
思い付いた事を口にしてるんだなと納得。
そういえば…と、喉を痛めて声が出せずにいる三枝の方をちらと窺って]
…シンヤがああいう風に振舞った時、三枝さんはすでに休んでたと思うんだけど、余計な事を彼女に言われないようにその後から…とか。…考え過ぎかな。
どうしてあのタイミングだったのかは、シンヤに聞いても答えてくれなさそうだな…。
[そして、小鳥遊の最後の言葉―大事な子なんでしょ?―という部分に不意打ちを食らってしまい瞠目する。]
あ…ああ、えーと。
先生は次に鬼火に狙われそうな所を村瀬さんだと思って、そこから僕へと辿ったんですね。
考え方は理解出来たと思います。
あとね、見てほしい人は小鳥遊センセー。
リウちゃんも色々思い出してみたんだけど、こっちに来た時ってリウちゃんとクルミちゃんとナオちゃんは似たような立場だったと思うのね。
なのにリウちゃん、見る人と投票する人をクルミちゃんとナオちゃんにしてたのよ。もしこの二人に決まってたら、リウちゃん隠れるとこ無くなっちゃうから、かくれんぼしたい鬼さんっていうのとちょっと違うと思ったの。
[続けざまに喋り、言い終えるとハンカチで顔を抑えながら皆の希望を纏め始めた]
[泣き出す村瀬に狼狽える]
は?いや、待て違うだろう?
複数出たらの話だぞ。占われてない所…たとえば成瀬と、一度占われた三枝か小鳥遊先生、どちらかから出てきた場合、占ってない方から吊るって言ったのそんなに変か?
元々今回は、占ってない者を吊ろうって話だったよな。
で、占い先をもう一人の占ってない人物、寺崎に当てようかってつもりだったんだが。
それか、名乗りでたもう一人を補完して占うとか…それは考えるつもりだったよ。
え、なんかおかしい事言っているか?俺
[困惑して首を傾げた]
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