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―― 27日 新聞社 ――
はい、終わり。あとは頼んだぜぇー。
[フユキの原稿が紙面に載るまであと1日。
メガネを外して目元を指圧した。
と、鳴る電話]
少しは休ませろよ。ったく。
……はい、XX新聞です。
え? ええ、栗田は私ですが。いえ、私がお伺いします。
―― 駐在所 ――
若者が本を読まなくなっているって取材ですよ。
そのとき渡しましたね。
[初老の警部から見せられたのは、自分の名刺とクルミの写った写真。
いくつかの質問に続いて、デンゴの写真も見せられた。
何食わぬ顔になるよう努めて、視線で隣の空き地を示す]
時々そこで遊んでいる子供ですよね。
昨日も、2時3時頃にその辺走り回っているの見ましたよ。
何かあったんですか?
[質問に警部が答えることはあるはずもなく、追い出されるように駐在所を後にした]
編集者 グリタは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[ざわめいた声が聞こえる。
駐在所から飛び出した警部の後を追って、空き地の方へと]
現代アートか?
[ブルーシートの向こうに一瞬見えたものに鼻で笑った。
ピラミッドのような山形に組まれた、いくつかの、恐らくは肋骨が危ういバランスでそこに鎮座していた]
[それから小学校へ赴き、デンゴの足取りを追う。
昨日、自分より後に少年の姿を見たと言う人物には巡り会えなかった]
気をつけろっつっただろ。
[足は弁当屋へと向かう]
―― 弁当屋 ――
ままままま幕の内1つ大盛りで。
[出来上がるまでステップステップ]
あの、なるべく一人にならない方がいいですよ。色々ひとが居なくなっているらしいので。骨も出てますし。こういうの大の大人が言うのも可笑しいですけど、のろいって言うんですか? そういうのなんじゃないかーなんて。村の人誰彼構わず呪っちゃうんですよ。怖がらせようって魂胆じゃないですよ。ちょっと思っただけでして。ええ。
[早回しで言っているうちに、弁当が出来上がる。
千円札を出し、袋を受け取って足早に立ち去った]
―― →新聞社 ――
どおりで。
[首をすくめて空を見上げた。
白い、小さなものがちらちらと空から*舞い降りる*]
編集者 グリタは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
ややぁフユキ先生じゃありませんか奇遇ですねぇぇぇ。
私? 私はほら新聞のチェックですよ。先生は何月生まれでしたか。
当たりますよフローレンス優姫の占い。
[さも今気づいたかのように顔を上げた]
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