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……だって。
おいら……悪いこと、たくさんしたんだ。
謝っても謝っても足りなくて。
だから……。
[沈黙のあと、たどたどしく続けるも、それ以上、言葉が続かない]
許す……って。
[ぎゅっと膝の上でこぶしを握り締めた]
じーちゃん知らないのに……おいらが何をしたかって!
[続けようとして躊躇った]
[泣きそうな顔で首を振った]
イヤ。言えない。
言ったら、嫌われる。言えなくてごめ……。
[ごめんなさいと言いかけて言葉を止めた]
なんで……?
[本気であることはベックの目を見れば明らかで、
スイは表情の抜け落ちた顔で、ベックを見つめた。
ぽろぽろと目から涙がこぼれ始める]
謝りたくても、届かなくて。おいら……頭悪くて。
──だから、"家族"に幸せになって欲しかったんだ。
[しゃくり上げた]
じいちゃん。かーさんも……ありがとう。
>>39
じいちゃんみたいな年になっても恥ずかしいの?
[泣きながら笑い。
>>40 には戸惑いながらも頷く]
かーさん……いいの?
[少しだけ躊躇い、ベックとユウキを見て
そっとツキハナの腕の中に納まった]
>>43
じーちゃんはじーちゃんだもの。
じーちゃんじゃないかもしれないけど、いいんだ。おいら、じーちゃんのこと好きだよ。
>>44
そんな子供じゃないよ……でも、ありがとう。
[ツキハナの腕の中で、最初は小さく震えていたが、やがて落ち着くと*いつの間にか眠ってしまった*]
-居間・ギン-
[何処からともなくモミの木を引きずって来た。
こたつの横にでんと置くと再び消える。
次に現れた時にはモールや星などのオーナメントの詰め合わせ、
最後にはリボンのかかった大小の箱を引きずって来た]
にゃぁぁぁん?
[居間には誰もを居なかったので、得意げに胸を張ることはせず、
何食わぬ顔をして日のあたる場所で毛づくろいを始めた*]
-自室・スイ-
あれ──……?
[天井を見上げて何度か瞬きをした。昨夜の記憶はツキハナの腕の中で途切れている]
寝ちゃったのかな。
[やわらかくていい匂いのするツキハナを思い出し、うーと呻きながら、両手で顔を押さえた。耳まで赤い。
ひとしきり照れて起き上がり、覚えのある煙草の残り香に気が付いた]
運んでくれたの……とーさん……かな。
[口の中でありがとうと呟いた後に、首を横に振った]
あとで、ちゃんと言おう。みんなに。
[瞳に今までの迷いは無く、すっきりとした笑みを浮かべ、皺だらけになったシャツに気付いて身支度を始めた]
-居間・スイ-
おはよー。
なんでクリスマスツリー? ……ギン?
[不思議そうな顔をした後に何か思い至ったのか、ギンを見て笑う。
ツキハナに気づけば、顔を赤くしながら”昨日はありがとう”とぶっきらぼうに告げて、クリスマス料理の本に気付く]
クリスマスのご馳走いいね。おいらも手伝うよ。
ちかもいっしょに作ろうか?
おいらも作ったこと無いけど、きっと楽しいよ。
[作る方々と一緒に*台所に向かった*]
-台所・スイ-
ちかは──そこの窓の中の鶏が茶色になったら教えてね。
[真剣な顔でオーブンを見つめるちかに微笑んで、ガラス障子越しに居間を見る]
ねーちゃん飾り付けありがとー。ケーキ買いに行くの?
外暗いし、じーちゃんかとーさんと一緒に行った方がよくない?
[心配そうに声を掛けるが、台所は手が放せない状況で、ユウキに付き添いをお願いしようとしたけれど、呟きを聞いて、声を掛けそびれてしまった]
[ちゃぶ台に似合わない料理が次々と並べる。
ローストチキン(リボン待ち)、ローストビーフ、シーザーサラダ、肉じゃが、コロッケ、カナッペ、漬物、お赤飯…]
かーさんお団子任せたー!
あとは……ねーさんのケーキとリボンかな?
[料理の半分はタッパに詰めて大きな紙袋に入れた]
ん?
おいら……ええと……謝りたい人に、謝りに行くことにしたんだ。
だから。ミナツちゃんたちのところに先に行ってるね。
[プレゼントの箱もいくつか紙袋に詰め、
スイは紙幣をひらりと見せて笑った]
>>101
かーさん。胎毛筆ってななななななに?
>>98
じーちゃん泣かないで、ほら、ご馳走だから!
[ちかが庭に出たのに気づく]
ちか?
ちか──良かった。やっとおいらの顔見てくれた。
[にこっと笑った]
おいら、ちょっと行って来るけど。また帰ってくるから。
離れても、家族だよ。
ちかはいい子だよ。悪くない。ちかがいい子だから、みんなが大好きだから──おいらは安心して出かけられるんだ。
帰ってくるよ。絶対また会える。
[はっきりと言い切った]
じーちゃんも、うんて言うから、じーちゃんだけじゃなくて、ねーちゃんもにーちゃんも、とーさんもかーさんも……遠くに居るみんなもうんって言う。
だから、信じて。
ちかとみんなは、また会える。
だから……ちかが、この家にずっと居て、待って居なくても、大丈夫なんだよ。
ちかは、家族が欲しいんだよね?
もう……家族なんだよ。
[もどかしいそうに、たどたどしく言葉を紡ぐ]
この家は、かりそめかもしれない。幸せな夢かもしれない。
だけど、おいらにとっては大切な家族なんだだ。
でもずっとここに居たら、幸せなのかって言うと、違う。
ずっとずっと過去に捕らわれたら、辛いんだ。
ここでみんなが、やさしく包んで、背中を押してくれるから……次に行くことが出来るんだと思う。
ちかは家を作れるよ。だから──逃げないで。
不安で怖い……けど。行こう。
みんな、みんなが幸せになることを願ってる。おいらも。
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