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んぁ、今日の仕込み……。
ああそうか、休みだ。休んでネギっちんとこ来てたんだ。
……って、どこだ、ここ。**
昨夜は酔っ払ってねえしなあ。
……夢遊病?
[見知らぬ和室。泊まっていた筈の雛菊の間でもなく、まして自分の家でもない。
とりあえず部屋を出てみる。しばらく廊下を歩くと、拍子抜けしたように立ち止まった]
何だ、やっぱネギっちの家じゃねえか。
えーっと、こっからだと台所は……あれ?
[廊下の端に、何かが落ちている]
あー、何だこれ、懐かしいなあ。
[呪狼]カードじゃねえか。
何だよネギっち、なくしたって言ってガキの頃大泣きしたくせに。いったい何年ここに落ちてたんだよ。
[見せてやろうと拾い上げる。それからまた歩き出し、ようやく台所に辿り着いた]
…………あれ?
[昨夜使った筈の冷蔵庫が、やけにごついものになっている。
ガスコンロも旧式。逆によく使い込んであった筈のフライパンは、新品みたいにピカピカだ]
[手の中の呪狼カードを見つめる。
子供の頃、何度か見せてもらったもの。
あんなところに放置されていたにしては、色あせてもいない]
いや……いやいやいや。
ない、ないだろそういうの。
[客間へ急ぐ。ネギヤも、数人いた筈の泊まり客も、誰も出てきていない]
とりあえずアレだ、新聞とかカレンダーとかそういう。
日付のわかる的なもの探そう。
[突拍子も無い考えを振り払うために、頭を振った]
[ざっと見た範囲では、新聞も雑誌もカレンダーもみつからない。
書斎や個室の中を勝手に探すのは躊躇われる]
おーい、誰かいませんかー。ネギっちー?
[どこからも返事は無い。困って窓の外に目をやると、庭の大きな樅の木が見えた]
おー、懐かしいなあ。
あの木に俺梯子かけて落っこちて……
っていやいや。
あの木、その次の年だかに切り倒されただろ、大きくなりすぎたとかって。
俺切り株見たし、間違いねえよ。
[窓を開けて確かめる。紛れもなく、記憶の中の樅の大木]
ネギっち、おい。
「懐かしいもの」って、なあ。
[呪狼カードを握りしめ、呟いた**]
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