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そう?
じゃあ、私も質問は次の機会に。
[>>87 男の言葉に少女も応じる]
たぶん、私たち、また会うわ。
目的が、同じだもの。
[>>89 続く言葉に、珍しく判りやすく笑む]
素敵ね。私、好きよ。そういうの。
とても好きよ。
私、「思い出屋に行った」という噂を知らないもの。
[それに、と目線を落として]
それに、悲しいけれど、
“来るもの拒まず”だとは、思えない。
どんな方法であれ、試してみるのはいいんじゃないか。
[席を立ちながら、濁した言葉の先を誤魔化すように呟き]
――俺は、外で探すことにするさ。
[そして一人、店の外へとでる]
[焼き鳥屋の暖簾をくぐり外にでる。
思っていたよりも、思い出屋の噂がさまざまな世代に伝わっていることは知れた。
きっと作家はこの話だけでも満足するだろう]
……だが、なあ……
[少ない人数とはいえ、同じ店に関する噂を聞いた人々が集まる偶然に小さく吐息をこぼす。
まるで、望めば本当に出遇えるようにも思えて、日が落ちた路地の先に視線を凝らした]
噂?
…なるほどねー。噂を撒き散らして、向こうからの接触を試みようってことね。
確かに闇雲に探すよりも、その方が手っ取り早いかも。
[思い出のラッピング。少女が大人な話。
酔っ払いの正論にふざけながら噛み付いて暮れる宵。
背広の男の提案に、せせりを頬張りながら納得するような声を上げた。]
噂をばらまいて「思い出屋」からの接触を誘うってわけか?
餌から釣り針が見えやしないかねえ?
[慎重な事を口に出すのは、恐らく商売柄であろう。]
じゃぁ、そうと決まったらあたしも情報集めつつ、噂を広めてこようっと!
オヤジ! ご馳走様!
[言うか早いか。
カウンターにジャラジャラと小銭や札を広げる。]
あ、今後ここに集まったら。
何らかの情報って聞けるのかな?
[鞄を持ち、立ち上がりながら誰と無く訊ね]
[「綺麗な仕上がり」と称された、酔っ払いのような見本に喩えられながらも、その足取りは確かに入り口へと向かう。]
解ったわ。あたしも出来るだけこの店に顔を出してみる。
焼き鳥美味しかったし。
[しっかり舌なめずり。]
あ、今度会ったらぜひ彼女とも話したいな!
その歳でもう、"おとな"になることを選んだなんて、素敵だもの。
[ちゃっかり別な「次」を約束して、古びた引き戸をガラガラと音を立てて閉めた。]
そう願います――
[「また会うわ」と応じる少女へ頷いて。
視線の伏せられる様子へ気を止めながら、
焼き鳥屋を後にする編集者の背を見送る。]
…お気をつけて。
[かける声は、口数少なに。]
どうかお風邪など召さぬよう。
[日暮れた時代錯誤の横丁。
古めかしい建物には、往年の名優達の看板が並ぶ。]
おミズ、かおる…えっとカレーは…だれだっけ?
思い出屋さん、思い出屋さん、
あのひとのお願いを叶えてはくれませんか?
[ふざけて歌うように細い路地を進む鞄の中で、
用意した"精一杯"がカタカタと音を立てて揺れていた**]
良い時間ね。
[おにぎりを飲み込みながら皆が帰るのを視線だけで見送り、テンマの方へ向き直る]
ねえ。あなた。
……大通りまでの道は、知っている?
[からかうように、そんなことを言った]
[焼き鳥屋を離れて路地を行く。
思い出屋を探すというよりは考え込んでいる様子で。
けれど、考えているだけではきっとなんにもならない。
対価になりえるものを一つだけ抱えて、日暮れた道の途中、ビルの隙間から見える夜が広がり始めた空を見上げた**]
…噂に振り回されて、
カモられるばかりの取引相手ではないと、
お知らせしたくもありますのでね。
[釣り針の喩えを掬って、探偵へ――――
背広姿は、左の八重歯のみ覗く笑みを覗かせる。]
…うわばみのひとも、おやすみなさい。
おとなは…素敵でしょうか。
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