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別な布団に寝ていたはずなのに、いつの間にかナオの布団に進入しているらしいロッカ。
セクハラじゃーセクハラじゃー。
もぞもぞ。
[居間に戻ると、奥の部屋に続く廊下に視線を送る。]
アンさん…。
[もう戻らないのだということは分かっていた。壁にもたれて膝を抱き寄せると、泣くことも出来ずにぼんやりと窓の外を眺めた。]
[奥の部屋から戻ってきた大人たちの会話が耳に入る。]
ひとつめのたましい。
[なぜ夢で聴いたその言葉をみんなが繰り返すのか。どこでそれを知ったのだろう。あの本だろうか。]
[本を持ってくると、居間の隅で読み直す。古い古いお話。ひとつめのたましい。その言葉を見つけ出すことは出来ないうちに、エビコに管理人室へと促された]
エビコさん、あのね。
わたし、ひとつめのたましいって何処かで聞いたことがあるの…!
[布団に押し込められると、彼女は疲れた様子で居間に戻っていった]
ひとつめの。
[すぐに眠ることは出来ずに、布団の中で丸くなった]
…エビコさん…?
[桜の舞う水辺。見慣れた人影にほっと息を吐いて駆け寄る。]
どうしたんですか?
…んっ。
[見上げた途端、突風に襲われて目を瞑る。僅かに瞼を持ち上げて隙間を作る]
あっ…!
[人影が舞い上がる。足元から薄い桃色の花びらに姿を変えて。舞い上がる]
え?
[背後から聞こえた声に振り返る。]
乃木、さん…?
[何を見ているのだろう。目が合うことはないまま、乃木は鉈を振り上げる。後ずさるとガクッと足元を支えるものを失った]
…っ!
[はっと目を開く。まだ見慣れぬ天井。自分のいる位置を確認すると、息を吐いて起き上がった。]
ナオさん。
[隣で眠る人の名を呼ぶ。くるりと見回すが、狭い部屋に他の人は見当たらなかった。布団から抜け出すと寒さに身震いし、上着を肩にかけると居間に向かった]
[奥の部屋の人の気配に気がつかぬまま、居間に顔を出す。そこに残る人は少ない。台所をのぞくがいつもの火の気配もそこにはなかった。]
おはようございます。
[居間に戻ると昨日置いたままにしていた本と、利用者帳が重ねてあった。引き寄せられるようにそれを手にする。]
……これは。
[ちょうどヌイが帰ってきて、慌ててそれを閉じる]
あ。おかえりなさい。
…それは、スグルさん?どうしたんですか?
[担がれたスグルを見て駆け寄った]
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