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[朝起きると、桶に汲み置いた水を一口。その冷たさに目をぱっちり覚ます。顔を洗い着替えると、管理棟へ]
おはよう
[用意された朝食をとりながら、利用者帳をぱらぱらと捲り、自分の名前より後に書かれた数人の名前を記憶する]
[昨日は夜遅くにここに来たというのに、家政婦さん(後で台帳を見たらエビコさんというらしい)は嫌な顔一つ見せずお夜食を作ってくれた。]
寒い日のうどんって美味しぃ。ありがとう。
[わたしは彼女に礼を述べ、食べ終わった食器を片し手渡された鍵と薪を持って借家へと向かった。
じわじわと暖まる部屋に眠気はすぐに訪れて。そのままわたしは夢の中へ落ちていった。]
おはようございます。
[枕が替わるとあまり深く眠れない。まだ何処か眠かったけど、わたしは管理棟に準備された朝食を頂く事にした。]
[席に着くと昨日管理棟に入る前にすれ違った人が居たので、軽い自己紹介をする。取材許可を取りながら。]
ふぅおなかいっぱい。美味しかった。ご馳走様でした。
[綺麗に並べられた朝食はどれも美味しくて。いつもより少し食べ過ぎてしまったかも知れない。そんな事を気にしながら、わたしは席を立ち、その足でお風呂を借りる事にした。]
おなか空いた…。
[仮眠を取って夕食をとりに行こうと思っていたのに、すっかり眠り込んでしまったらしい。部屋の寒さに一度は布団に入りなおすが、空腹に負けて布団の中で着替えを済ますと管理棟へ向かった]
おはようございます…あれ。
[そこにいつもと同じ人影はなく。並べられた朝食にひとり手を合わせた。]
[食事を終え、風呂に入ろうかと浴室に向かうとシャワーの音が聞こえてくる]
あ、誰か使ってる?アンさん、かな。
[しばらく考えるが、まだ男性客しか見たことがないのもあり、すごすごと引き下がる。囲炉裏の前に座って、着替えを横に置くと、利用者名簿を眺めながらお風呂が空くのを*待つことにした*]
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