49 実山の村−BR2−
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椎葉 ミナツ
[目が醒めれば知らない廃校]
ここどこ？ 頭いたい…
[意味のわからない説明と首の違和感]
この人たち なにいってんのぉ？
って せんせ…。せんせぇが …先生がぁぁ
うっそぉぉぉ！！！！センセー
[変わり果てた担任の姿をみて思わず叫ぶ]
武藤 ヤスナリ
[無言のまま説明を聞き、首元に手を伸ばした。
硬い感触を確かめるように撫でる]
…慣れてないんだが。
[眉を寄せて携帯を弄り始めた。
一人、また一人と出てゆくクラスメートをチラチラと見る]
小野寺 リウ
[殺し合い、が現実と知る。
画面では、イッた顔した熊の首が吹っ飛んでいた。]
[配られた携帯を手に持ち、見つめる。
震える手でボタンをぽちぽちと押す。]
あたしの、役職…？
[画面に浮かんだ文字を見つめた。]
円桜 ムカイ
…先に行かせてもらう。
[五十音順を無視してパックを受け取る]
みんな、後でな。
[そこには不気味な笑顔が見えただろう
頭はまだ混乱してるが、何故か楽しさが感じた]
椎葉 ミナツ
[名前を呼ばれてふらふらと外へ出へでたが誰もいない]
えっと…あたしの次は…し す せ
タカハルだよね
[ナキベソのまま 裏門でタカハルが出てくるのを待っている]
『どうせ死ぬのが早いか遅いかだろ？…俺は…はや…』
小林 サヨ
―裏門近くの木陰―
[ごそごそとデイバッグの中を手探り、月明かりを頼りに覗き込む]
［ウイスキーの小瓶］……？
[しかめっ面で歩くと、木の根が足に引っかかってずっこけた]
ぅぎゃあああぁあっ！！？
[三年目の演劇部の叫び声はそれなりに通る]
猫村 ナオ
プログラム？
[説明ビデオを見終えて、携帯を受け取る。
操作を覚えようと弄っていると]
あ、おい。円桜。
……知らんぞ。
[順番を無視して去るムカイに声をかけ、垣間見えた表情に目を瞬いた]
瀬田 タカハル
……役職？
これって……
[恐る恐る携帯を弄っていると、名を呼ばれ]
……は、はいっ。
[携帯を閉じ、デイパックを受け取り、逃げるように外へ]
【独】 小野寺 リウ
嫌。こんなところで死ぬのは嫌。
生きなきゃ。
生きるには…！
[座り込んだ草むらで、カバンの中身を見る。]
懐中電灯…あぁ、重いのは水…
あと…
何コレ。
[手には［秘密の楽譜］がにぎられていた。]
箕鏡 バク
…ムカイの奴、順番まだじゃ。
[垣間見えた表情に違和感を覚えた。
何故あんなに楽しそうなのかと]
……俺、あいつの次のはずなんだけどな。
[この場合順番はどうなるのだろう、と。
こうなってしまえば順番ももう関係ないのだろうか]
武藤 ヤスナリ
円桜、珍しいな。
[呟きながらボタンを押す。
望んだ画面が出てきて小さく頷いた]
呼ばれてからの方が良さそうだが。
[バクの疑問に答えるともなく言った]
円桜 ムカイ
…はぁはぁ。
[デイパックの中身を確認するため走ってしげみに隠れて確認した]
……っふ。俺はついているな。
[小林の悲鳴が聞こえる]
…やれる、そっちか！
[悲鳴の聞こえた方に黒い物を握って走る]
小野寺 リウ
はぁあぁ…
[ろくでもない物がデイバックに入っていたようだ。]
!?
[少し離れたところから、大きな叫び声が聞こえた。]
（もう、始まったの…？？）
小林 サヨ
なに叫んでんのあたし。
[少し先に見える廃れた山小屋の裏へと隠れようと、四つん這いで山道をずりずり進んで行く]
重いよ、何この鞄。
水入ってんのに、何でウイスキーとか。しかもちっちゃい。
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