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…――――
ナオ、無理すんなや
[へたり込んでしまった、ナオ
抱き上げようと、手を伸ばしたけれど]
誰も、笑ったりせんから
無理、すんな
おいね、まずトイレから行くか。
[言いながら、七不思議の一つが思い出されたが]
この字。……多分、霊や何かが、残したんやろうな。
霊、……多分……七不思議とか、起こしとる奴が。
もしかしたら、セイジには……
……や。それは、今考えても仕方ないか。
[首を横に振ってから、改めて字の方を見]
……セイジが消える前。
連れて行ってくれって、セイジの声が聞こえたんよ。
中であったんが、どんながやったのかはわからんけど……言葉やら願いやらっていうのは、もしかしたら、それなのかもしれん。
後は……何やろうな。
「犯人」が、楽しんどるみたいな……私達を獲物にしとるみたいな。
よくわからんけど、嫌な感じや。
……ナオ。落ち着きまっし。
[へたり込むナオの姿に、其方を見て、眉を下げつつ声をかけた。錯乱しても仕方ない状況であるという事は、解り切っていたが]
じゃまないさけ。
[大丈夫だなどと断言出来ない状況でもあるという事も、解っていたが。とにかくそう言って]
…――――
そか、言葉にしたら、そうなるのか
[文字の意味を素直にとれば、そうなる
もしそうなら、言葉にすれば良いのか
想いを口にすれば、形になるのか]
マシロ、言葉にしたら、何かが形になるなら
言葉にしたら、ええんかな
願い事って奴を、さ
うに、大丈夫、大丈夫、大丈夫―――
……悪い、に。
[ヨシアキの手を借りて、やっとの事で立ち直るけれど、それでも机に手を突いてなければ同じ様になりそうで。**]
ん…――――
落ちつくまで、ここにおろうか
[ナオを立たせて、手を離す
背をさすってやるのが、本当は良いだろうが
年頃の男子は、女子の体に触る度胸がない]
ほうやな。ほうやったら、いいな。
消えた皆も、無事見つけて……
皆で下校しよう、な。
[ヨシアキの言葉に、神妙に、強く頷き]
ん。少し、この辺で休むか。
ほら、ナオも、ちょっこし座ってたらどうや。
[ナオの手を握り、もう片手で背を支えて、理科室の前から見える程近い階段へと歩いていく。一番下の段にナオを座らせ、その隣に己も腰掛けて]
[1階に下りて下駄箱に戻ってきた。]
なんだ、あるじゃないか。
ってことは校舎に残ってるってことか?
[下駄箱には少なからず靴があるように見えた。]
外に出てないのか?それとも残して何か狙ってるのか?
ああぜんっぜんわかんね、だけど敢えて外を出るを選ぶねッ!
[意を決し、自分の靴に手をやる。]
そやな、それが、一番ええ
[そうは、思うけれど
一番の願いかというと、違う気がする
でも、それを言うときっと
ダメになる気がするから
だから、ただ頷いた]
言葉にしたら、か…――――
[ナオを運ぶ様子に、後ろからついて行く
少し離れた所に、自分も腰かけた]
[その手は靴に一切かかることはなく、たまらず声を失った。]
あーあー。これ古典的かつ未来的なやつ。つまりホログラムってやつでしょうか。
信じられませんよ俺。
こんなん。
[つみあがった情報が方向性を示していることにとうに気づいている。]
多分、閉じ込められたっぽい、ってことでいいんだよな。
いや、上履きで校門の外に逃げればいいんだろう。でも―失敗したら?
[最後のチャンスを、失いたくない気持ちが働いていて。]
言葉。そういえば、言霊ってあるさかいな。
言葉には魂が、力が宿る。
ほやさけ、いい事言ったらいい事が起こるし、悪い事言ったら悪い事が起こる、って。
[ヨシアキが座る様子を見やりつつ言う。ふと思い出したように携帯を取り出してみたが、やはり使い物にはならないようだった。電波が入らないどころか、電源も入らなかった。ふう、と息を吐き]
[みんなが腰掛ける。
みんな、疲れてきている・・・
自分は何をしているんだろう・・・
みんなが諦めずにドアを叩いていた時
みんなが部長を助けようとしていた時
自分は何をしていたんだろう・・・
答えは明白だ
なにもしていない
ぼくは・・・
ヨシアキとの会話を思い出す。
怖がってるだけじゃ・・・何にもならない]
[次、また・・・なにか起きたら・・・その時は・・・]
[周りの話は耳に入ってなかったかも知れない。
ただ一人で、何かを決めたようにほっぺたを軽く叩いた]
そうか、良い事が起こるんか…―――
なら、言葉にしてみようかの
マシロ、お前だけは、俺が…―――
[ここで言葉にする勇気は、なかった
これだから、俺は誰も救えないのか]
[人気の無い校舎に絶叫は響いただろうか。音の通りは良いだろう。
へたりこみ、心配そうに見つめる犬にまとわりついた。
無言のまま、立ち上がるとあてもなくふらふらと移動をはじめた。]**
[ヨシアキが喋るのに、其方を見やり。
ぱちりと瞬く。お前だけは、俺が。ヨシアキの言葉は半ばで途切れたが――その続きは、何を言わんとしたのかは、なんとなく察せられてしまって]
……何や、言いたい事があるならはっきり……
や、いいわ。言わんときまっし。
[懐中電灯の明かりを消しつつ、顔を正面に向け逸らした。少しの間、黙っていた後]
……だら。
[聞こえるか聞こえないかの声で、ぽつりと呟いた]
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