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寫眞館の娘 ツキハナは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
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ああそうか。
奇数村だから、1GJで吊り手が伸びるのか。
ふむ…最終日5人くらいがいいのじゃないか、と思うのですけどね。
こればかりは、私の思うままにもならないし。
最終日3人まで行くとなると、誰が残るのか…
まだ形は見えませんね。
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そろそろ○組のひとたちに情報を渡さないと、ですね。
ほんとうに、動くの大変そうです。
なんだかもう、いろいろ申し訳ない。
― 26日 ―
[こり、と口の中で音をさせるのは、写真館でもらった砂糖菓子。少しだけ、春の香りがする]
明日は雪が降りそうね。ね、モコ。
[ゆるりと空を見上げる、あかね色の時間はあとわずか。
南天のお守りが、羊の首でぷらぷら揺れる**]
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というかふつーに26日でまわしちゃったけど。27日で回してもよかったよね。
むむ、失敗。
そして、毎日4人とか、毎日最終日。
どうやら狼は1の様だ。
今日吊ったら終わるけれど、どうなんだろう。狼吊りじゃなければ、後ろチームが墓下に行くには襲撃しかないんだろか。
どうにか吊りで墓にいけないものだろうか……悩む。ねむい。ねよう。
編集者 グリタは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[長い指が、白い骨の表面を撫でる。
ふっくらと丸い楕円の、大きな骨。]
今日は君のここを置いてこようか。
生まれなかった子の代わりに、花を添えて。
[片手で持つには大きな骨盤を
丁寧に包んで、脇へ置く。
昨日、綺麗に積んでおいた肋骨は
もう、誰かが見つけただろうか。
新聞を確認する気にはなれなかった。]
ハナシロ、出かけてくるから留守番頼むよ。
タケさんが来てくれたら、よろしく言っておいて。
それと今日か明日、写真が届くかもしれないからね。
槻花寫眞館に引き延ばしを頼んでおいたのが、
そろそろ出来る頃だと思うよ。
[3年前に"行ってしまった"彼女の写真。
白黒ではなく、鮮やかな色の写真が欲しかったから。]
じゃあ、行ってくる…
[店を出ようとして、ふと立ち止まる。
思い出したようにつまみ上げたそれは、
布で出来た小さな人形。
最初に空き地に行った時に、拾ったもの。
胸にある四つ葉のクローバーの真ん中は糸が解れて、
鈴かなにか付いていたのだろうけど、今は何もない。
所々に付いた黒っぽい染みと、
微かな消毒薬の匂いに首を傾げつつ、
その人形を、『落とし物』の箱に入れておいた]
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今更ですが、あれこれ拾ってみました。
鈴は…誰がどこで出したものだったかなぁ…
と思いつつ、こんな形で。
それにしても、ツキハナさんの出していたいろいろを、ものすごく無視していたことに今更気付いて、もろもろ申し訳ないのです。
[土下座った。ぺしゃぁ]
[出かけた足で、先ずは弁当屋へ。
残念ながら、看板娘は配達中だったが。]
ああ、店長さん。
今日は海苔弁2つと唐揚げ弁当と、
じゃあ、そのカレーオムライス弁当ももらおうかな。
いえ、最近タケさんがうちで食べていくんですよ。
食べなかったら、晩ご飯にでも…
[数の多さを言い訳しつつ、代金を払う。
そうして、はらりはらりと降り出した雪の中、
どこかへ弁当を*届けに行った*]
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