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[掲げられたマフィン>>35をみて大慌てで謝った]
うわ、ごめん! あやまるからそれだけは許して!
おばさんのマフィンは絶品だからさー、それが食べられないなんてこの世の地獄だ!
[大袈裟なほどに嘆きながらぺこぺこと頭を下げた。]
[>>37笑われても気にせずにマフィンを受け取り。
嬉しそうにかぶりついた。]
むぐ……そうかあ?
[いいといわれてもよくわからずに首をかしげ。
ドロテアのことを聞かれてうーんと眉を寄せた。]
どーするもこーするも……
落ち着いて本人が忘れるまでほっとくしかないよーな……
だって、ほんとうに人狼がいるなら…………アレだけ騒いでるドロテアが襲われないなんて……
[ないだろう?と呟く。
信じてない人が多いから襲わないだけかもしれないけど、とも思いながら。]
[アイノ>>39の言葉にしょんぼりと肩を落とし。]
そんなこと俺がいうほうがおかしいだろー。
[むりむりと手を振り。
人狼はいない、と言い切る少女にわずかに瞳を細めた。]
そうだね……ドロテアにそんなことはいえないよなあ……
まあ、なんとかなるよ、きっと。
[ぽんと、軽く肩をたたいて。
土砂崩れの現場を見に行くというのには、気をつけて、と見送るのだった。]
町娘 アイノは、ここまで読んだ。[栞]
どうにか、ねぇ……
[アイノに語ったのは本心。
それでも閉じ込められる期間が長くなればなるほど危険は増すのだった。]
ドロテアが忘れてくれるのが一番だけど――
無理だろうなあ……
[人狼だった母も子供を置いてでていったけれど、時々戻ってきてそっと肉を置いていったことがある。
父には話していないという母だが、それでも――]
やっぱり人の中で暮らすのは無理があるのかなあ……
[人として育っていても本能に抗うのは難しく、どうしたものかとため息をこぼすばかり。]
まあ……しょうがないよね、生きるためだし……
―― 土砂崩れの現場 ――
[――ペッカは、今日も岩を抱え上げる。
回復した陽気で乾きゆく泥まみれの岩は、
粉を吹いて滑りやすいが落とさぬように。
連日、早朝からの作業にも拘らず土砂は僅かしか
掘り進めない。…独りでは動かせない岩も在る。]
よい、 せっ
[またひとつ、岩を除ける。
捨てた岩は土留めになるように斜面へと転がす。]
[その後もしばらく椅子に座ってうだうだとしていたら、父親に仕事をしないならどっかでていけ、とばかりに宿から放り出された。]
あー、もう……ちょっとぐらいいいじゃないか、なぁ……
[やれやれとため息をついて、土砂崩れの現場でも見に行くかな、と足をすすめた。]
[額から噴き出しては、目元へ流れくる汗が滲みる。
拭う手間も惜しめば泳いでいるのとさして変らず。
こめかみから頤へ伝う滴は、俯くと涙にも似た。]
…ありゃ。
[幾つ目の岩を投げ落とした頃か――ペッカの手が
持ち上げようとした岩を掴めずずるりと落とした。
自らの手のひらを眺めようとしても、
張った筋肉は僅か震えただけで腕は垂れたまま。]
… おし。休憩。
[休み下手の水夫は、疲労を自覚してひとり呟く。]
―― 土砂崩れ現場 ――
[放り出されるときについでにパンと果実酒の入ったビンをかごに放り込んで持ってきた。
散歩ついでに外で食べるのもいいだろうと。
土砂崩れの現場にたどり着けば、幼馴染が居るのが見える]
あー、ペッカ、やっぱりここにいたのかぁ
[ひらひらと手を振りながら、アイノも居るのだろうかときょろりと周囲を見渡した。]
ビーか。おう、おはようさん。
[幼馴染みへ無造作に振り返そうとした腕は、
腰ほどの高さまでしか持ち上がらなかった。
ペッカは肩を竦めてベルンハードへ向き直る。
――と、]
――おっ?!
なんだお前ェ、
いつからそこ居ンだよ…アイノっ
なんだ、まだペッカに声を掛けてなかったんだ。
[驚くペッカの様子に笑いながらアイノにもひらりと手を振り。]
ペッカもがんばるよねー……
でもあんまり無理しないようにしなよ。
[ほんの少しずつ動かされている岩を見ながら幼馴染をねぎらう。]
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