[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[変声器を口元に構えると発信範囲を実行委員室に設定した]
大変だ、JINROが!
キクコー、どこだー!
すぐ助けに行くからなっ!
[ぶつりと通信を切ると、同じような内容を各部所に発信しはじめた]
ぐあっ……
[呻きながら通信を切ると、部屋一面に血糊を撒き、懐から取り出した銃を通信機のコンソールに数発発射した]
……。
[仕事の出来栄えを確かめると無言で通信室を*後にした*]
いらっしゃい。
[部屋にやってきた人影に声をかけた途端、突然の無線]
な、なに、じんろーがキクコを助けに行く!?
……じんろーって何。
おまえら知ってる?
[部屋のメンツを*見渡した*]
[戻ってきた結城の手には魔法瓶タイプのポット。そこからクルミもお茶を注ぎ]
腰元とは…お殿様に帯をぐるぐると解かれて「あーれ〜!!」と、言う人です。
[淡々とした口調で答え、お茶を啜った。]
それはそうと和菓子は無かったのですか。準備が悪いですね。残念です。では自分で購入します。
[小さく溜息をつきながら呟いた瞬間、ドアが開く。クルミは驚いた様子も無く視線を上げた。]
こんにちは、あなたもパンパカさんね。よろし……キクコってあなたの事?
[ドアの前にいた人影に声を掛けている途中に聞こえた放送に、瞬きをしてモニタと少女を見比べる。]
さぁ? じんろーって土星人の仲間じゃないんですか? 結城センセー?
[不思議そうに訊ねてきた結城の問いに、クルミも*訊ね返した*]
そうですよ、結城センセーが「あーれ〜」って言う方です。ね? 面白そうでしょう?
[お茶をずずっと啜る。やはり表情は能面のままだ。]
そう。今聞こえて来たのはあなたのお兄さんの声なのね。
[菊子に椅子を差し出しながら、クルミはふむと相槌を打つ。]
この学校って、変に曲がりくねったつくりをしているから。はぐれても仕方が無いかも。でも早く見つかると良いわね、お兄さん。
[気遣うように少しだけ表情を和らげた。]
準備が悪いのは事務局ですか。解りました。では今から和菓子を用意してもらうように、直談判してきます。
[すくっと立ち上がったクルミの手には無数の釘が刺さったバット。]
? 土星人は多様性に富んでいる訳じゃなかったんですね。じゃぁ、じんろーって何星人なのかしら?
[各星人の見分け方について、また振り出しに戻されたような錯覚に陥り、溜息を吐く。]
[頬に右手を当てて暫く考え込むような仕草をしていたが]
やっぱりお茶には和菓子よね。
という訳で直談判しにいってきます。ついでにパンパカ係の仕事内容と名簿、それと菊子さんのお兄さんの情報、持ち帰ってこれたら持ち帰ってきますね。
[スチャっと右手を額の辺りまであげると、クルミは六甲颪を口ずさみながら、部屋を*後にした*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ