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[ノギの視界にはアンと赤い涙を流すホズミの姿があった。
視界ジャックに慣れて居ない為か、ノギの視界ジャックのザッピングはランダムだ。
ノギの視界を分割するように平行して視える他者の視界は移り変わり続ける。
ノギの視界、アンとホズミを中心とした視界の端に映るのは、村民の胡乱な眼差し。幾人もの手に武器が持たれており、]
―― →路地裏 ――
やっぱり、怖いよ……
[使った跡のある金属バッドを抱えて、路地裏に入り込む。
乾いた笑いを一つ。それから息を*潜めた*]
―― 愛妻家ウミの視界 ――
[巻物が開かれる。
紙面には、流麗な文字と迷路のような不可思議な線が現れた]
『おじいさん? 準備出来ましたか?』
[視界は動き、一瞬障子が見え、『今行く』という声が響いた。
急ぐように視線は巻物に戻り、『二宮尊徳』という文字が注視され――]
告げ人 アンは、ここまで読んだ。[栞]
[ザ
ザ――――
その視界の位置は、村役場を遠くに収めるように。
やがて、隣に立つ 誰か を見た。
両の眼から紅い涙を流す、土くれのような色の肌をした人影を]
[ノギはアンとミズホの顔を視界に収めていた。手に獲物持つ村民がいればそれも。アンと共に路地裏へ。]
アンちゃん…。
[アンの双肩に手を置く。]
[―――と、視界ジャックの対象が集会場から変わる。
教誨所の裏手に向けて移動する低い姿勢。抑えた呼吸。]
「…かくれるまえに わすれものをとりにいかなきゃ」
[水の中や布団越しに聞こえたような声。
ノギ自身はギンスイの事を然程知りはしない。
旧家から覗く顔。格子窓越しに見えたギンスイの顔は、感情を顕にしない人形のような顔だとノギは感じていた。
―――少年の名は住民簿になく、其れもまた、この村への不安と疑念を深める一つの要素だった。]
(“屍人”がいる)
[長雨を思わせるノイズ音の合間に、声が拾えないかと耳を済ませるが、何も聞こえなかった]
(この村は、もう手遅れかもしれない。
それでも私は――――)
[やがてノイズ音は引いていき――――]
テキトーに振り回せば何とかなるよ
ね、いいこのアンちゃん、それでさ、部外者の乃木さんを、村の
[距離をそのままに置くうち、二人の姿は外へ。集っていた村人達―いつしか異相混じり―が笑声奇声をあげ、うち幾人かは二人を追い始めた]
[集会場外の広場で、誰かの悲鳴が空気を裂く。
古びた排水溝へ流れゆくは赤を増した水。それは排水溝から川へ、川から海へと]
…いいこ、か。ま、一番のいいこは、ギンスイだけどね。
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