人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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926号室の住人 ロッカ

「ロッカさんには、そうしてくれる人がいる
それは、とても羨ましい事だよ」

[ユウキさんの言葉に、わたしは少しだけ、悲しくなりました
傷のにいさまも、今ではひろくんも、ぎゅーってしてくれます
でも、一番してほしかった、かみさまはもういないから。]

ユウキさんは、たばこ、吸いますか?

[病院の中へ戻りながら、わたしはそう訊ねました]

(47) 2013/12/20(金) 22:06:35[自動販売機前]

896号室 クルミ

[日記帳の一番うしろの頁を切り離し、
 そこに短い手紙を書いて
 ベッドの上に。


 「 郵便屋さんへ。
   手紙は、私を探して届けてください。
   そう遠くへは行けないから。
   お願いね。 」


 そして、時間をかけて車椅子に移り。
 雪がちらつく窓際を離れ、部屋を出て。
 ロビーの陽だまりへ行こうと。*]

(48) 2013/12/20(金) 22:06:51[896号室]

外科医 ユウキ


 煙草?

[病院に戻る途中、問われた言葉に首を傾げる。
何か、意図のある質問なのだろうか?
といって、偽る意味も特にない。
若者は、素直に答える事にした。]

 ああ
 院内は基本禁煙だし、家にいる時に咥える程度だけれどね

 患者さんには、煙草を嫌う人もいるから
 本当は秘密なんだ、内緒にしておいてね

(49) 2013/12/20(金) 22:11:50[廊下 自動販売機前]

896号室 クルミ

 ロビーの窓際 

[雪は静かに降り続いている。
 灰青の雲に覆われた空からの陽射しは
 とても弱くて頼りなかった。

 それでも私は窓際を選んだ。
 誰かのお見舞いに訪れたのだろう
 同年代の女性の頬に乗ったチークや、
 若い看護師の健康的な足を眺めて。

 ぼんやりと。
 車椅子の車輪を撫でながら。
 少し、俯く。]

(50) 2013/12/20(金) 22:15:18[ロビー]

926号室の住人 ロッカ

じゃあ、これ、よければ

[わたしは、さっき買ったばかりのマルボロを、ユウキさんに差し出しました]

Man always remember love because of romance only.
人は、本当の愛を見つけるために、恋をするそうです。
ユウキさんにも、すてきな人が見つかりますように。

[この文章の頭文字をとって、M-a-r-l-b-o-r-o.
これが、マルボロの名前に込められた意味だそうです
ぜろくんが教えてくれたのでした

優しいユウキさんにも、ぎゅーってしてくれるような人ができますように。

わたしは、この人のこともかかえていきたいと思いました]

(51) 2013/12/20(金) 22:17:38[自動販売機前]

外科医 ユウキ


 ん…―――

[差し出された、さっき買ったばかりの煙草。
二つ買った事に、何か意味があったのではなかったのだろうか。
貰ってしまって、良いのだろうか。
だが、断るのも無粋と言うものだろう。
若者は、素直に受け取る事にした。]

 ありがとう、頂くよ
 ロッカさんは物知りだ
 覚えておく事にするよ

[自分の銘柄とは違うけれど。
それでも、彼女の願いを受け取る事にして。]

(52) 2013/12/20(金) 22:23:18[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ、926号室の住人 ロッカに小さく微笑んだ [飴]

2013/12/20(金) 22:23:52

896号室 クルミは、ダイイングメッセージを記入しました。
『日記帳の中のわたしに、なりたい。』

926号室の住人 ロッカ

ぜろくんが、教えてくれたんです

[ぜろくん、前にたばこを買う手伝いをしてくれた男の子
わたしが言ったのは、ぜろくんの受け売りなのです]

それじゃあ、ユウキさん、また。

[わたしはぺこりと頭をさげました
屋上にいって、煙草を吸おうと思ったからです

マルボロの方が、わたしは味がすきですが、もともと買うつもりだったのはハイライトです
そっちがあるなら、構うことはありません]

(53) 2013/12/20(金) 22:29:08[自動販売機前]

926号室の住人 ロッカ、外科医 ユウキに手を振った。 [飴]

2013/12/20(金) 22:29:32

外科医 ユウキ


 そうかい、ぜろくんが

[誰かは知らないが、笑顔で頷いて。
彼女の振る手に、こちらも手を振った。]

 ああ、また
 何かあったら、ナースに言っておくれ
 私を探す時は、そっちの方が早いから

[そう言って、彼女を見送った。
さて、これから何をしようか。
彼女の姿が見えなくなってから、私はまた歩き出す。
珈琲を、何処かで飲みたい。]

(54) 2013/12/20(金) 22:32:48[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[いくらか歩いた後、結局ロビーにやってきた。
理由があるとはいえ早く着てしまった分、次の予定まで大きく時間がある。
ああ、売店でサンドイッチでも買えばよかった。
朝食がまだだった。]

 お洒落な気がする普通の朝食を取り損ねた

[小さくぼやくと、珈琲の缶を開けた。
微糖はまだ少し熱かったけれど、外に出て冷えた体を温めるには十分だ。]

(55) 2013/12/20(金) 22:38:40[廊下 自動販売機前]

外科医 ユウキ

[新聞でも読もうか。
いやいや、ロビーで珈琲飲みながら新聞って、医者のとる行動として絵にならないだろう。

心の中でそんな事を想いながら、往来する患者達や医師、看護師達の姿を眺めていた。
変わらない、いつも通りの病院。

薬の匂いがして、落ち着く場所とは程遠く。
笑い声がする場所もあれば、鳴き声の聞こえる場所もある。
命が生まれるかと思えば、命が失われる。
そんな矛盾する場所。]

 ある意味面白い場所だな

[そう思うと、ただ往来を眺めているだけでも多少気がまぎれる気がした。]

(56) 2013/12/20(金) 22:44:54[廊下 自動販売機前]

896号室 クルミ

[弱々しい陽射しを跳ね返す、白。
 白衣を纏った若い医師の姿が見えた。
 
 少し離れた位置から
 医師へと向ける目は傍観の色。

 私が過ごす世界とは違う世界に居る人を
 硝子越しに見つめるような。]

(57) 2013/12/20(金) 22:48:34[ロビー]

外科医 ユウキ

[そうして眺めていると、どこからか視線を感じ。
白衣は目立つか、と思って視線の方を見る。
車椅子の女性が、こちらを眺めている様子で。
何かあるのかと思い、自分の姿を確認した。

いや大丈夫、たぶん何もない。
寝癖でもあるのか?
寝起きですぐ出てきたからな。]

 何か、変かい?

[自分ではわからなかったので、その女性に話を聞こうと思った。
立ち上がり、少しだけ近寄って。
威圧感を与えないように、笑顔で。]

(58) 2013/12/20(金) 22:56:44[自動販売機→中庭→ロビー]

926号室の住人 ロッカ

屋上

[ひらひらと舞い落ちる雪はどこまでも白くて綺麗です
わたしはその中で、ハイライトを一本、咥えました
それから、かみさまが使っていた銀のジッポで、そっと火をつけます

すうと吸い込めば、わたしの中にずっしりと重たい煙が入ってきます
この感覚が、今はたまらなく愛おしいと思います]

(59) 2013/12/20(金) 23:00:50[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[咥えたたばこを口からはなして、ふぅと息を吐きます
ゆらゆら、ゆらゆらと空にのぼる煙が、空から訪れる雪と対照的でとても素敵です

こんな雪のなかでたばこを吸うかみさまは、とても素敵だったなぁ
思い出すだけで、しあわせな気分になります

けれど、かみさまがここにいないと思うと、悲しくもなるのです

ポケットにしのばせた石が、ちょっぴり重たくなった気がしました]

(60) 2013/12/20(金) 23:01:10[屋上]

896号室 クルミ

…外の匂いがするなって。思って。

[不躾に投げつけていた視線はそのままに
 すこしだけ首を横に振って見せる。

 病院でよく見かける患者とは違い、
 看護師や医者からは外の匂いがする。
 この建物の外に、
 自分が生きる世界を持っている匂い。

 私はそれが少し苦手。
 羨ましいから。]

(61) 2013/12/20(金) 23:03:59[ロビー]

896号室 クルミ、外科医 ユウキが近付いてくると、少し頭を下げて会釈。 [飴]

2013/12/20(金) 23:04:44

外科医 ユウキ


 外の匂い?

[彼女は、首を振っている。
とりあえず外見的に可笑しい所は無いらしい事には、安心しておこう。
寝癖姿で患者の前に立つと、不信感を与えてしまうから。

彼女は、車椅子に乗っているから。
外の匂いがすると言うのは、外に出たいと言う事なのだろうか。
それはそうか、この歳で足を患ってしまっては。]

 君は、外に出たいかい?

[若者は、少し気になった。
外に出たいだろう、歩きたいだろう、なんていうのは結局他人の感想であって、本人の意思を聞いたわけではない。
医師として、患者の気持ちを聞いてみたいと思ったのだと思う。]

(62) 2013/12/20(金) 23:12:16[自動販売機→中庭→ロビー]

896号室 クルミ

…。
 …。
  …、

[言葉を失くしてしまった。

 外へ行きたい。歩きたい。走りたい。
 素敵な靴を履いて未来へ行きたい。

 それが叶わないと解っているから
 とても惨めな気持ちになってしまう。
 医師を見つめる視線を落として。
 彼の足を見る。]

…出たいと言ったら、
 その足を私にくれる?

(63) 2013/12/20(金) 23:19:21[ロビー]

外科医 ユウキ

 ああ、いや、失礼

[落ちた視線と、続いた言葉に。
自分が随分と、無神経だったように感じて。
反射的に、謝ってしまった。]

 そうだな、この足はあげられない
 私の足が君に適合するとは思えないから
 まず、サイズが違う

 …―――

 ああ、いや、そういう事ではないな

[今必要なのは、医学的な話ではなくて。]

 君が出たいと言うなら
 その手助けをするのが医師だと思う
 歩けるようにしてやるとは、言えないが
 経過をみて、外に連れ出すくらいなら出来るさ

(64) 2013/12/20(金) 23:25:34[自動販売機→中庭→ロビー]

896号室 クルミ

…そういう事では無いよ。先生。

 少しの散歩の時間を与えて貰えても、
 私はその先へは行けないの。
 散歩は嬉しいけど。

[少し、世界に触れたら、
 きっともっと先へ行きたくなって。
 でもそれは
 また誰かの手を煩わせる事になって。

 そういう事の連続で繋がる散歩道で、
 私は笑っていられる自信は無い。]

…いいの。此処は良い所だから。

(65) 2013/12/20(金) 23:33:51[ロビー]

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