告げ人 アンは、学生 チカノのはしゃぐ様子に満足げに頷いている。

会長 ベックは、充電が終わった音をたてた。ピコーン！

花嫁 ツキハナは、もみの木風に三角に積んだ団子を食卓へ。

学生 チカノは、もやしっ子 ギンスイの言葉に、思わず黙り込んだ。

もやしっ子 ギンスイは、花嫁 ツキハナ>>98 に頷きつつも「これ何？」と不思議そうな顔をした

学生 チカノは、ふらふらと笹の前に歩いていって、座り込んだ。

学生 チカノは、「お願いしたのに。ちゃんと、お願いしたのに・・・」

学生 チカノは、「誰も行かないで・・・みんな、ここにいようよ・・・・」

学生 チカノは、膝を抱えながら、自分の短冊を見ている。

花嫁 ツキハナは、研修医 ユウキの後頭部をつつく。「メスは止めて下さい」

花嫁 ツキハナは、会長 ベックの手元を扇子で扇いで邪魔している。

会長 ベックは、>>100　「勿論。ぼくはバーチャルボーイをお願いした」

研修医 ユウキは、会長 ベック　「……バーチャンボーイ？」　マジボケた。

もやしっ子 ギンスイは、研修医 ユウキに「お帰り。プレゼントはたくさん貰ったよ」と笑う。

もやしっ子 ギンスイは、学生 チカノの隣にしゃがみこんで、頭を撫でた。

花嫁 ツキハナは、研修医 ユウキの煙草へと無言で手を伸ばした。

学生 チカノは、もやしっ子 ギンスイを涙の溜まったうつろな瞳で見上げた。

会長 ベックは、研修医 ユウキに「サンタならわかるはず。貴様さてはサンタではないな…！」

もやしっ子 ギンスイは、ちょっと緊張しつつ、ちかをそっと抱きしめて頭を撫でた

会長 ベックは、ご馳走をつまみ食いしながら、考え事。

研修医 ユウキは、会長 ベックに「俺は三太じゃなくてユウキですから」と流してみた。

学生 チカノは、もやしっ子 ギンスイに抱きしめられて、その温もりに涙が零れる。ぽろぽろと。

もやしっ子 ギンスイは、学生 チカノが泣きやむまでやさしくやさしく頭を撫でる。