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[かみかくしの噂で遊んではいても
そこはまだ小学生
去年のこの季節にどこかへ姿を消したネギヤ。かみかくしだなどと噂もあれど、一年経った今、親からは"ネギヤは『トーキョー』に行ったから気にするんじゃないよ"
と聞かされていた。子供に複雑な話をごまかす時の常套手段であるがやはり子供だ]
トーキョーかあ。都会でモヤシになりゃあネギヤにーちゃんもさすがにひょろりとしてくんのかなー。でぶんでぶんなアレがモヤシに……痩せたらどんなんだろな、アレってばよ。
[子供の一年は長い。
去年よりは少し気性も落ち着いたようだが、雰囲気はまだ、悪戯っ子とのあだ名の取れる日は遠そうであると物語っているだろう]
きつねぐもが出てるぞ!
[空を指差す悪戯者のガキ大将。
…ネギヤがいつの間にか消えた噂ときつねぐもの噂は小学校という子供達の小さな社会で様々な形で変化をし、いわゆる肝試し的な都市伝説のようになっていた。
そう、噂の遊び方が変わったのだ]
なあなあ、きつねぐもが出てるぞ!
かみかくしだってばよ!メリーさんと花子さんときつねぐも、どれが最強なんだろうな。
[落ち着いたとはいえやはりからかいたい盛りの子供であるのだろう]
大妖――オババ――は嘘つかない。
ははっ、ほんとだ、今年まで遊んでいられたからなあ。
[ちりん、と同じ雲が出ていた去年にも聞いた音]
[あの時のように感覚で響く声]
[思い出すのは去年のあの響きでの話]
[後ろ手には狐の面]
[子供の一年は長い]
[何かの一年は短い]
いい雲だなあ。
今年も招いて、
そしたら来年までまた遊べるなあ
[隠された真実を理解するにはまだ幼く]
[あと数年は必要なのだろう]
[ひひっ、と悪戯っぽく笑う子供の声]
さあて、通すのは誰にすっかなあ。
『だれにしようかな、きつねぐものいうとおり』っと
[それは神頼みで選ぶときの童歌の旋律]
>>18
化け物だって強い弱いがあるってばよ!
そんでもってバトルさせるんだ!
[そんなごっこ遊びが、あったらいいなあ、的な。
お面の屋台が賑わった後にでも早速遊んでみよう。
去年の祭りでも持ってたあのヒーローごっこの狐のお面もきっと活躍してくれるだろう
もしかしたら近未来あたりに日本全国でそんなコンセプトの遊具が大ブームを引き起こすかも知れぬことは、今この時代では知る由も無いだろう、きっとそれが訪れる年代にはこの悪戯っ子も大人に成長している頃]
へへっ、オイラだってもう低学年じゃなくて中学年になったんだってばよ、暗いときにそんな場所いかねーもん!
なんか腹減っちまったよ、焼きそばはやたら高いから豚汁で我慢してもいっかな。
なー、なー、豚汁オイラにもおくれよー
[豚汁を配るまわりでちょろちょろ動き回る]
開いた道であっちに送るはずが
あっちに送り返される事もあるかもしれないのかい?
[気を付けてとの声色の中に]
[ちりん、という音が響きが溶けるような気がして]
それはやだな。もっとこっちで遊んでたいなあ。まだ遊び足りないよ。
[顔を覆うはあの狐の面]
[幼き者はまだまだ遊びたい]
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