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…ん。
[ぼんやりとしたまま何度か瞬く]
あれ、ここどこだっけ?
[茶屋の娘と話したあとの記憶があいまいになったまま思い出せない。あのまま寝てしまっただろうか]
あ…れ?
[するり、と手が皿をすり抜ける]
あ、あれれ?
[幾度か挑戦するも、結果は変わらず。助けを求めるようにヘイケを見るも彼女の視線はこちらに向いていない]
どーなってるんでしょう…?
[困り切った様子で、手元に視線を落とす]
ん、手?
[自分の手に重なるようにあった、それを視線で辿ると]
うわわわー。幽体離脱…!???
ちょっと、なに、これは夢!?夢なの!?
[勢いよく後ずさって、ぶつかる感触は得られないまま壁にぶつかる。そこは真っ黒に焦げていて]
え、と…これは。
[ナオと一緒だ。と頭の中に昨日の光景がよみがえる]
え、なにそういうこと?
[ずるずるとその場にしゃがみ込むと、やがて来るドウゼンらが自分の周りで話すのを茫然と見つめていた]
[為す術もないまま、運ばれる体を追って診療所に足を向ける]
あたし、このまま燃やされちゃうんでしょうか。
[眉ではの字を作って、そばにいるヘイケに問いかける。ロッカの遺体が運ばれてくると驚きに目を見張る]
…ロッカちゃんもどこかにいるのかな。
もしかしたらナオちゃんとケンケンも?
[厳しい表情のまま踵を返したヘイケを追うように、部屋を出る。直前に、ふりかえり、短くロッカと自分の体に手を合わせた]
はー。
[深くため息をついて、空いていた椅子に腰かける]
やっぱり、これって雷神さまの祟りなのかなー。
あたし、なんか悪いことしたっけ?
[思いめぐらすように、瞳を閉じて眉根を寄せた]
分からん。
あー、ナオちゃんとケンケンの声が聞こえてきた。とうとうお迎えが来たのかしら。
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