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弟と、思っていた相手を、
手にかけたときの気持ちだとか…… ね。
[じい。と心の裡を計るように目を向けて、
それから、僅かに、身体を引く。]
… 心残りがあるんでしたら。
お早めに……
… 思い出されることを…お勧めします。
[マグカップから書付を拾い上げる様子を見やると、
男の後について、広間へと戻り]
─吟遊詩人の話の後─
[笑顔を見せない男は、厨房で向けられる詩人の笑みに、微笑みを返すでもなく。話がなされる間も黙って、
スコップの側──壁に背を預けて、
その話を聞いている。]
……とすると、
[死に際が思い出せない、と言った男は、
木目を晒している床に、視線を落とす。]
…… おれの身体も。
旅人の旦那さんも…ぼっちゃんもですか?
あるいは、その辺で。炎に燃やされて、
… 骨ンなってるんでしょうかね。
[淡々とした声からは感情が伺えず。靴の踵で、ごり。と、墓守は床を引掻いてみせた。]
[男は、とん。と壁に背をつけて、
修道女の歌も、
幼子のようになった女の声も、
──赤い声も、詩人の話もを、
密やかに聞いていて]
……
もともと
人の中に獣がいることの方が、
──妙な話で。
[ぼそ、とした声がいつものように、
思考の時間を置いて、話しを始める。]
…おれには、"変"も、いまさら。って奴でした。
ただ。まあ。
[墓守の男が、
ついてまわるちびの獣に教えたのは、
土の香りと、死の匂いと、
喰い方と、狩る事と、
獣の親が、子にそれを教え伝えるように、
淡々と、人の感情を含まない、獣のあり方で]
…あれこれ教えてみても、
あんたは…
どうも、いつまでたっても、
どっか、人みたいで
[だからね。と、声は言う。]
…… おれは、あんたが、心配でした。
[ぼそぼそとした声は、揶揄を含まず、厭ういろもない]
おれが、陽さんに、
殺し方を教えたせいで。
… いつか。
あんたは、結局、苦しむんじゃねえか、って
そんな気ィは、… してましてね。
… 先に、あっさりと、
死なれちまったもんで。
おれは、たぶん、
…… あんたが、安らかに眠れてるのかが、
気になってたんですよ。
[陰気な声で──告げるのが、きっと、
男の心残りの、もう半分の中身。]
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投票と襲撃でわりに悩む件について。
ハヴェさん吊りで、
キャロさん襲撃にセットしといた方が
対応とれやすい気がするというPL視点。
…そうしておき ますか…
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