情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
現代日本。
林立するビルの狭間、そのどこかに
進む時代から取り残された横丁がある。
心に空虚を抱える人々が辿りつく場所。
其処には「思い出屋」がいるという――
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
噂では、どんな風に「思い出」が手に入るかも、
その対価がいかほどかさえもはっきりしていない。
ある者の話ではトランクケースいっぱいの札束、
別の者の話ではぶたさん貯金箱いっぱいの小銭。
さらに別の者の話では、
金では駄目だと言われたなどと雲を掴むような話。
ただ、共通しているのは
横丁の『その』一画に、思い出を売っている
思い出屋がいるらしい、という漠然とした話だけだった。
だから、自ら築けなかった思い出を欲するひとは皆、
精一杯を、ありったけをかき集めて横丁へやってくる。
[ふらりと横丁に入るのは、帽子とマフラーで顔を隠した男。
怪しげな風体は、テレビでは馴染みとなっている
それを隠すためのもの]
……本当に、あるんかな?
ここが「そう」だって聞いたけど……。
……なんで思い出せないんだろうな、
あいつのこと。
[今は1人でテレビに出ているが、
売れない頃は2人でやっていた。
突然1人になって。
頑張ってしばらくして
テレビに出られるようになって現在に至る。
友人とコンビを組んで<<15>>年目の別れ。
昔のことは覚えていても、
別れ際のことが思い出せない]
あいつに言わなきゃいけないこと、
たくさんあるんだけどな……。
電話も繋がらないし。
[独り言をいいながら横丁へと入っていく。
その景色はレンにとって古臭いようにも
懐かしいようにも*感じられた*]
個人的メモ
・相方は既に死亡。
・というか思い出せない頃の時期
(レンの求めてる思い出)に死んでる。
・レンは相方の死の記憶を無意識に封じている
ざっくり言うと思い出さない方が幸せなパターン。
……俺は編集者であって、
記者じゃないし、作家のアシでもないんだがな……
[ぼやく口元から白い息が空気にまぎれる。
締め切りに追われる作家を激励にいったはいいが、どうしても気になる“噂”があるからたしかめてほしいと缶詰状態の作家に懇願されてしぶしぶ横丁へとやってきた。
なにせこの気掛かりが解消されなければ筆が進まないと言われてしまえばどうしようもない。
作家が口にした“噂”は編集者も話のネタとしては知っていた。
気にならないといえば嘘になる程度に気にしてはいたけれど――]
[横丁の路地裏に佇む古い焼き鳥屋の壁には、
「ニッカウヰスキー」「イカリソース」等、
赤錆たブリキの看板が打ち付けられている。
現代に似つかわしくない街並み。]
…。
[狭い空を見上げ、白い息を吐く。
黒い鞄を重そうに抱え直す、背広姿。]
/*
村建て代行です みなさま宜しくお願い致します。
先入りあってうれしいなあ。愛。
ゼンジ氏のセリフがスルーパスぽくなっていたので、
動かしやすい過去キャラを引っ張り出してきました。
ぬるぬる動くよ!
常盤木は鮮やかで美しい緑
彼女によく似合うと合わせたのだが
アレを着て、どこかに行ったきり戻ってこんのだ
三味線の稽古も放り出してどうしたものか
[編集者が足を踏み入れたのは、古臭さがそこかしこに残っている路地。
錆びた看板があれば、青いポリバケツが無造作に置かれていたりもする。
そんな路地に視線を運らせれば、ふと香ばしい匂い>>11が路地を行く風にまぎれて届く]
――焼き鳥、か。
[“噂の店”の近くに何があるのか。
それもまた噂として流れてはいたが、その内容は様々で。
噂を口にする人によって変わるものだから何があてになるのかすらも不明だ。
噂のあやふやさに、ため息を隠すようにずれた眼鏡を押し上げる。
言葉をかわす二人の人影は見える距離にあるが――]
焼き鳥屋の角を右、小さな社の先……だったか。
[鼻腔を擽る匂いで思い出した噂の一つに気をとられ、二人の会話は耳に届かない]
それは、…ご心痛なことで。
[背広姿は、辺りを見回す素振りをする。
視界にはいくらか人の姿も入るけれど、
彼の言う鮮やかなみどりは映らない――
路地を歩み来る眼鏡男の、
鮮やかな緑のネクタイは見なかったことにした。]
[上着の隠しから、
かさりと紙片を取り出す背広姿。
傍のお社でひいた神籤には、
『失せ物:出ず』と書いてある。]
探されたがっておいでだと、いいですね。
…常盤緑の、そのひとが。
[相手の雰囲気に何を想ってか、深く問わず。
そう言い添えて――会釈と共に歩き出す。]
[緑のネクタイは幾分くたびれている。
抱えた書類袋を持ち直して、路地の先を見る。
会話をしていた二人のうち、一人が紙片を取り出した後歩き出すのは視界に入った。
約束を果たしたいという男の声がようやく耳に届く。
他に路地を行く人もいるのが見える]
……寂れた路地だと、聞いたのだがな……
[人っ子一人いないイメージがあった。
思ったよりも人が居るのをみやり、噂の聞き込みをするか否か。
*しばし考え込んだ*]
[目に入った駄菓子屋で
大人買いした駄菓子を店先でぱくつく。
ヨーグルトのミニチュアのようなそれを
木べらのスプーンで口に運ぶ]
これもなっつかしいよなー。
よく一緒に食べに行ったっけ。
こういう場所、今じゃまず見ないよな。
[周囲の景色。
もしここにきた理由が違っていたら
目的を忘れていたかもしれない]
「もぎゅ もぎゅ もぎゅ…」
先刻、芸人が居た駄菓子屋の店頭には
茶店よろしく古びた縁台が出してある。
今は、1本30円のスルメ串片手に居座る男がひとり。
「とんでもない、サボってなんかないもぎゅよ。」
隠す気があるのかないのか、咀嚼音混じり。
手にした携帯電話の向こうと、頻りに話す。
「了解、了解。
ご都合がつくようでしたら、
またいつでもお待ちしておりますもぎゅ。」
にこやかな声をした、福々しい男の横を
誰かが通りすぎていく―――そんな*風景*。
[鉢合わせて、見上げる。
落ち着いた瞳の、背広の男。]
――ごめんなさい。
少しだけ、よそみをしていたの。
[取り落とした紙片を拾い上げて、
ふっと思いついたように、彼の瞳を見つめ直す]
ねえ。あなた。
このあたりに、詳しい?
では、お相子です。
僕も余所見をしていました。
[世慣れていない雰囲気の娘が見上げ来る
その視線を受けながら、背広姿は返答する。
彼女が何か拾うらしきを
一拍待って、首を傾げた。]
…「詳しかった」んですけどね。
今は、うろ覚えです。
行き先はどちらで?
そう。
[理解したのかどうか、少女は首肯する。
なら少しは判るのね。そう呟いて]
私の、行き先は。
[そこまで言いかけて、口を一文字に結ぶ。
紙片を握る手に赤みが差して、
息を吐いて、また吸って]
そうね。
……大通りまでの道は、知っている?
[瞬きも少なく、相手の逡巡を容れる。
視線は、娘が口を開けば其処へと戻り]
ええ、知っています。
[言いながら、背広姿は辻の中央へ進み出る。]
床屋さん、
荒物屋さん、
牛乳屋さん、の順に辿っていけば
大通りに出られますよ。
辿れればですが。
[手にした黒い鞄は、重いまま。]
焼き鳥屋で、
砂肝を7連続で注文すると
[やがて横丁を抜け、雑踏に紛れる間際。]
「思い出屋」の裏メニューが…
というのは、ハズレ。
[まるでビジネスマンという
記号のような男が口にする、そんな*ひとりごと*]
とこやさん。あらものやさん。
ぎゅうにゅうやさん。
[異国の言葉のように繰り返す。
覚えきる前に、歩き出す男]
ありがとう。あなた、紳士なのね。
[ひよこのように、ついていく]
─ どこかの路地裏 ─
[どこかうきうきしたような足取りで歩く、薄茶のジャンバーを羽織った壮年の男一人。胸に時折手をやっては、笑みを浮かべている。]
へっへっへ。今日は旨い晩飯が食えそうだぜ。ありがたい。
[やがて男は、三階立ての古ぼけた雑居ビルに入ってゆく。
黄昏時。程なく灯りの点った窓には、
《萬屋探偵事務所》
との赤い文字が書かれていた。**]
[通りがかる人よりも、店を構えている店主に聞くべきかと。
良い匂いを漂わせている焼き鳥屋を見た。
焼き鳥屋の暖簾をくぐるときに、帽子とマフラーで顔を隠した人を見かけて一度視線を向けた。
芸人をいつか雑誌に載せたことがあったかもしれないが、顔を隠されていればそうたやすくは気づかない。
どこかのビルの一室に明かりがともったようで、路地裏にまた一つ光源が増えたのを背に、焼き鳥屋へと入った**]
[焼鳥屋の角を曲がるときに、
眼鏡と髭が印象的な男の顔が見えた]
前にインタビュー受けたときの
編集者さんに似てたけど……。
……まあ気のせいだよな。
仮にあの人でも、さすがに目的まで
同じってことはないだろ。
[自分に言い聞かせるように呟き、歩を進める]
[社に向かう途中にあったタバコ屋。
老婆が店番をし、年期を感じさせる
自動販売機が鎮座するその店先に視線が止まる]
大丈夫なのかよ。
[法律的な意味で。そんな言葉は飲み込む]
どっかで正体ばれて
「言うなよ、絶対言うなよ!」という
くだりはやりたいが、いかんせん人と会わない。
[というか正体ばれないと話が進まない]
呑みたいときに呑めるって、幸せなことよね。
[焼き鳥屋のカウンター。
目の前には空になりかけの安酒が、
コップの中でおとなしくしている。
もう、何杯目だろう?
疑問に思わない問いを頭の中で思い浮かべた。
時間の経過を示すかのように、
剥かれた串が皿の中でばら撒かれている。
確か自分より先に居た黒い背広の男が出て行く時に、
(01)回目のおかわりを要求した。]
─ 探偵事務所 ─
[懐から、厚みのある茶色い封筒を取り出すと、腰かけている机の上の黒い電話のダイヤルを回す。]
あー、もしもし?来々亭さん?探偵っすけど。
青竜定食に、エビチリつけたの持ってきてくれるかい?
……あはは、大丈夫、がっぽり報酬もらってっからよ。
んじゃ頼むぜ。
[電話を切り、煤けた室内を見回す。
流行らぬ探偵事務所としてはこんなものかという風情の調度。]
……まあ、こんなもんなのかねぇ。
[呟いた口元には、薄く苦い笑みが浮かぶ**。]
[焼き鳥屋の中はそれほど広くはない。
客はまばらにいるだけにみえる。
店に入ったときに聞こえた威勢のいい声>>35に自然と目が向き]
……
[女性一人、というのも珍しい気がしてついそちらをみた。
生憎、翻訳関係の書籍は担当違いのため、翻訳家の素性には気づかない。
編集者に気づいた店主が声をかけてくれば、一つ頷きを返し]
あー……そうだな、ももとかわを塩で一つずつ。
それとウーロン茶をくれ。
[通りに居を構えているものにとってはどんな噂になっているのか。
尋ねる前にとりあえずの注文をしてカウンターの空いている席に腰を下ろした]
[横丁の端には、円筒形の厳めしいポスト。
少女に呼び止められた背広姿は立ち止まる。]
テンマ、と申します。
[捻りない返答は、相手のまなざしゆえに。
ひとつ、会釈より少しだけ深い辞儀をする。]
[――ふと、背広姿は懐に手をやる。
取り出した紙片は、一葉のハガキ。]
…
[すこし見詰めたのちに、傍らの古ポストへ。
手首を翻す折は、少女にも短い文面が見える。
『今日は、貴方のお誕生日ですね。』
真白いハガキにたったそれだけの、文面が。]
うん。
[ポストの底が乾いた音を立てると、
テンマと名乗った男はひとつ頷いて]
…
僕の名前を知ったばかりのあなたを、
なんとお呼びすればよいでしょう?
[尋ねる。――他愛もない、会話の続き。
地下鉄に乗る気は、失せたよう*だった*]
む! 敵か?
[ガラリと古臭い音を立てた扉へと振り返るも――]
なーんら、ひげのおっひゃんかぁ…
だったらまだまだ頼めるよねっと。
おやじっ!! ナンコツ!!
[すぐにまたカウンターへと向かうように座り直して、
新たなオーダーを。]
それとそこのひげのおっさん。
"常盤緑"って英訳するとなんていうか…知ってる?
[店主に促されるように座る人影に、呂律の回らない口調で訊ねた。]
[あきらかに酔っている口調の女性がまた一つ注文するのを聞く。
店主は慣れた様子で相手をしていた。
注文したものが左程間をおかずにでてくる。
ウーロン茶を口にして喉を潤したときに、酔っ払い独特の口調で尋ねられた言葉に僅かに眉を寄せた]
ひげのおっさん……まぁ……いいが……
常盤緑か。あれはたしか、英語でもそのままになるんじゃなかったか……?
[ひげのおかげで年齢が上に見られるのはいつものことだが、おっさんという呼びかけには少し肩を落とし。
酔っ払いの問いかけとおざなりにせずに少し考えて答えるが、英訳関係はあまり詳しくはない。
首をひねりつつ、翻訳家のほうへと視線を向ける]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了