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[ボタンに誘われてこの村に住み始めたのは昨年の祭のあと、初雪が降る前の頃。
だから、歌姫やモミジが依然として行方知れずであることは既に知っている]
今年はこの方なんですね。
[掲示板に貼られたポスターは、フォークデュオと書かれたものだった]
[一年前、杜氏へ本当に訊きたかったのは、酒まんじゅうのコツではなかった]
4つ買うと1つサービス?
あれ、そうでしたっけ。
[本当は、『みんなどこへ行ってしまったんでしょう?』と訊きたかったのに、訊けなかった]
[覇気の無いままである作家の夫にも化粧を施して祭へ送り出した。
まんじゅうをかじりながら歩いて行くと、杜氏の姿が目に入る]
また今年も、誰か隠してしまうんですか?
いやいや、ただのしがない化粧師ですから、霊感みたいなものはないですよ。
未だに神様の尻尾が掴めないでいます。
虫の知らせとでも言うんですかね……
[子どものはしゃぎ声に視線を向けると、マシロの姿]
質問を変えましょうか。
ダンケさんの願い事は、叶いましたか?
[表情を変えずに、杜氏を*見やった*]
こちらへ越してきてから、この村における神隠しについてだいぶ調べました。
私は優しくないので、違うことを願いますよ。
[ダンケの顔を見つめる目元が少し細くなる]
今年は、あなたが消えますように。
[緊張の糸が途切れ、箸が転がったかのように笑い出した]
いります、案内。
むしろ、していただけるとは思いませんでした。
[笑いをこらえきれないままに後をついていく]
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