情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
お前どもは、待ち人ではないですよ。
少なくとも私は違うです。
……待たれていたのでも無さそうですし。
[ふっと、焦がれるように川の向こうへ視線をやるけれど]
あぁ。貴方は、誰かを待っているのですか?
ここは、でも、待ち合わせには不向きな場所でしょう。
[一旦言葉をきって。そして、ぐるりと辺りを見回すと]
何の目印も無いです。ね?
[にっこり笑った]
「ただいま」
[声をかけられて、慌てて振り向いた。その挨拶が、あまりにも思いがけなくて、でも嬉しくて。弾んだ調子で返す]
お、おかえしー、……じゃなくて。
おかえりー?ですよっ!
うわ、小さくなったもんだ。
お前はもう、先に行く準備が出来てるんだな。
[少女の腕のなかの赤子を覗き込み、手を振ると笑った。]
俺はそろそろ先に行くけどさ、お前らはどうする?
[片方の手はポケットのなか。貰った紙幣をしっかり握った。
余った手をぶらぶらと揺らし、河の向こうへ目を向ける。]
[パオリンの答えに]
あやつは俺が早くに歩けばふくれるで、待っていなければいけない。
目印のないのは訝しい。
バスが来ることに困りはするだろうに。
[ミナツを撫でては良い子だろうと呟く]
……行く準備……ですか。
私は……。私も、行きますよ。
……でも。本当は、少し怖いかもしれないです。
向こう側へ渡るのが。
[赤ん坊をぎゅっと抱き締めながら]
[呟くヌイに、軽く頷きながら]
良い子です。そう思います。
あいや。
こんな可愛い子が悪い子では無いですね。
あやつの顔は覚えているですか?
案外先に行っているかもしれないです。
[スグルの挨拶されると両手を合わせて会釈した]
よくぞまいった。
ここはお前どもの近辺ならばこの子らに喜ばされて楽しんだぞ。
[先にいくけれどどうする?と問われて]
俺のここにて待てれどもよろしかろうか?
少し遅れているように思われるが。
[パオリンに待ち人の特徴を尋ねられて、身振りで示そうとしたが]
………。
バスに乗って来よう。
[首を振るとだらりと両手を下げた]
あやつは足が短ければそれはあるまい。
それにすぐに窓に止まるのでとても遅いのだ。
[弾けるように手を伸ばし、指は何かを掴もうともがく]
―――何事だ?
[突き出した手の先にスグルの姿を認めて訝しげに呟いたが]
同じに乗ったならば、明日には着こう。
バスは一日でひとつなら見逃すまい。
でも、あいつらのとこには、俺は一緒に行けないから。
[少しだけ悲しげに視線を落として、それから笑った。]
河の先なら、*一緒に行けるぞ*。
[問いに答えるように、パオリンの頭を良い子良い子した。
腕の中の赤子にも。]
じゃ、待ってるから。
[伸ばされたヌイの手に触れると僅かに揺らし、にっと*笑った*。]
俺も待てば行くと思われるぞ。
河には橋がなければ如何様にするか?
[見えない向こう岸を探しながらスグルに問うた]
[俯くパオリンに]
子の良いも悪いも親どもの喜びとなれば気に病むな。
俺もそうしたく義父に学んだぞ。
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了