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……ごめん、なさい…
[団子を手に肩を震わせ、ただンガムラの声に耳を傾けていた。
彼の口から紡がれるのは自分を責めない優しい言葉。
そっと頭に下ろされる暖かい手。
けれど、その中にひとつだけ、別の声を聞いた気がして顔をあげる。]
あの…泣けないって…
[問いかけた時、ワカバに気付いた。]
ワカバさん…あの。ええと…その、そこで何を?
在るべき姿…
[ンガムラの言葉を反芻する。
けれど、その意味が解らない。
解るのに、解らないのは。]
在るべき姿って何…ですか?
[答えを知っていて別の答えを。
ぽたり。また、雫が零れる。
切り上げられる話に何処かでほっとしいる自分の中の矛盾。]
え?え?保健室を叩き起…?
[ワカバの言い訳に目を白黒させつつ、ンガムラの連絡を聞けば、潤んだ瞳がまた揺れる。]
…あ、団子屋さんの甲冑姿…今、気付きました。
[今までどこを見ていたのか。
ンガムラとワカバの遣り取りに、真顔でそんなことを言っていると、保健室からヤスナリの大声が聞こえ、只ならぬ様相で駆けてくるその後ろには何故か箒を持ったマシロの姿も見えて。]
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