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ああ。やっぱりあなたの声だったのね。
[小さな人影の視線に近づけるように、そっと屈む]
今まで気がつかなかったのね。ごめんなさい。
ところで、何かあったのかしら?
[出て行く人たちのただならぬ雰囲気に、目を向けて]
ついていきましょうか?
[パオリンに声をかけた。異論がなければ、彼女を手のひらに乗せて、追いかけて*いくだろう*]
おねーさん、おねーさん、おねーさん!
いいんです。気付いてくれてありがとうございます。
[ふるふる首を振って、指先へと両手を伸ばす。]
どうしておねーさんは……
[アタシの声が聞こえたのですか、と掠れた声で言って、違和感に顔を曇らせた。]
昔から死んでたんですか?
[誰がとは言わず、ビセの手のひらへとよじよじ上って*正座*]
- 家屋前・ハナミズキの真下 -
〔屈みこむ風雪の背後。
色の無い表情は、男と、自身を見下ろすだけ。
風雪のかける言葉を聴き、〕
――、別に。
寒くなんて、ないです。
〔緩やかに首を振る。
きっと倒れている器でならば、
かたかたと小さな震えも伴ったろう。
けれど否定をするその顔には。
いつの間にか、震えよりもずうっと寒そうな
悲しみに近い色が浮かんでいる〕
〔会いに戻りましょうか、と声がすれば
表情からは悲しみが吹き飛び笑みが浮かぶが〕
私は一人が、良いから。
もう少し此処で……
この子と一緒に、居たいから。
〔口をついて出た言葉は震えていた。
そうして去ろうとする彼を見送る形になる。
自身に上着が掛かるのを見て、
無意識にか、風雪の背へ手を伸ばすが〕
――、っ
〔辛そうな面持ちで、其の手を引っ込めた〕
〔何処までも"独り"と口にしては。
伸ばした手は一体何に触れようと云うのか。
決して伝わる事の無い言の葉。
降り積もった葉はやがて色を失い、
雪に覆われて見えなくなってしまうのだろうか。〕
……ぅ
〔もう必要が無い、というのに。
悲しいと感じれば、涙の様なものが頬を伝う。〕
どう、して……。
〔自問の声は、静かに響く。〕
〔たった一言のお礼すら言えず終い。
傷つけぬように、負担にならぬ様に。
そう思い相手を退けた言葉は、
周り巡って杏奈の表情を悲しみで彩った。〕
〔去ってゆく風雪の背を、見送る瞳*〕
[しばらくの間、あちらこちらをさまよい歩く。
理由も何もなく、ただふらふらと。
何が起こっているのか。最後まで見届けるように。]
ケンカはダメですよー!!
[ビセの手から、ひょいっと飛び降りて、右手をぶんぶん振りながら声を上げる。]
いい年して何してるんですかネ。
もう。
[よろめいたパオリンを慌てて支えるように、指をそっと動かして]
リベート?
[しばらく意味を考えて悩んでいた]
[ビセに支えられた格好で、両手をピシッと上空に伸ばす。]
エロイムエッサイム、エロイムエッサイム。
我は求め訴えたり〜!
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