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狂ってる。
[薬草煙草をふかしながら、視界から消えたプレーチェと鈴木の居た辺りをぼんやり見つめる。
状況に慣れつつある脳は、驚きを忘れかけていた]
会いたい人には会えそうかい?
ライデン君の母親と俺に何か共通点が?
[その先の呟きには、わずかに顔をしかめたが問うことはしなかった]
本土に帰ろう。
そうすれば、向こうに彼らが生きているかもしれない。
[疲れの見える人々を見やり、口慣れぬ薬草煙草を携えたままに宿舎を出て行こうとする]
狼男じゃあるまいし。
[月明かりに狂うと言えば、そんなものしか浮かばずに苦笑する]
日があるうちに狼煙をあげよう。
まだ燃やすものは残っているかな。
[腕をまくり、波打ち際を通って神社の方へ向かう。
枯れ木や藁を海辺へ運び、山を作ろうと*試みる*]
[悪かないという言葉に首をひねる]
疲れているなら休んだらどうだ。
[藁や枯れ枝の山に吸殻を放り込む。
中々火が着かないライターにてこずりながら、藁に着火した]
燃やすか飛ばすかどうするかな。
[広報誌と死亡届を取りに宿舎へ戻る]
帰りたくないのか?
[佇む女性陣に尋ねながら、用紙の枚数を確認する]
それなら祈ればいいじゃないか。
神様にでも、お星様にでも、お月様にでも。
[童話に出てくるような単語を羅列する自分がおかしくて、少し笑う。
お悔やみ欄のあるページだけ破り、テーブルに残した]
気にするな。
叶えるのは俺じゃなくて、誰かだ。
[窓の向こう、細く立ち上る煙が見えた。
太陽は沈み出しているが、本土から見えないこともないだろう]
何をもって死とするのか。
[藁人形の入った袋を拾い上げ、浜辺へ戻っていく]
打ち上げ花火は持っていないのかい?
[ライデンに声をかけながら近づき、袋の中から取り出した藁人形を一つ取り出し放る]
スズキって書いたの誰だ。
[黒、緑、桃……さまざまな色で名が書かれた死亡届を一つずつ紙飛行機の形に折っては、海に放り投げる]
何故自分は生きているのだろうと考るたびに、誰かに生かされているような気がしてしまう。
願おうが足掻こうが、もう自分の没日は決まっているのではないかと。
[手元に残った4つの藁人形を、どうしたものかと見下ろす]
ナツ……娘が成人するまでは死ねないと思っていたりもしたんだが、最近はそれも薄れてきた。
イマリ君は、『鈴木』が漢字で書けないのか……。
[複雑な表情。
四つの藁人形は袋に戻して、口を縛った]
かえろう。
[袋ごと火に投げ入れた。
月は見ぬように俯いたまま]
メガネの上にメガネは無理だよライデン君。
[それはそれで笑いが取れるのだが。
少し怒った様子のエビコに困ったような顔をした]
ああ、何ででしょうね。
俺は死んでいる気がするんですよ。
だから、消えたはずの人の姿も見えるんじゃないかと。
[人影の数を確認するように、辺りを見渡した]
同じ所に帰れたなら、自分で出しますけど。
[鱸疑惑の少年の頭を撫でようとしたが、手は空を切る]
つもりというか、何でしょうね。
保険かな。
了解です。死んだら妖怪ポストでも探します。
[手紙を折りたたみ、胸ポケットに押し込んだ]
嫌だ。
そういうのは若者の仕事だろう。
さぁ、遠慮せずかけたまえ!
明日から村のヒーローになれるぞ。
[鼻メガネを受け取るもんかと、腕を組んだ]
ああ、そうか魚。
[しゃがみ込んで、砂浜に魚の絵を描く。
やけに写実的]
妖怪ポストはあの世とこの世の間にあるのかと思っていました。
[帰るつもりでという話には、反応を示さなかった]
死者が死者になるのは、生者がそれを認識したときで
死者が生きていた過去は、死者を知る生者が存在している間にのみ存在する。
[鱸とシーラカンスの絵を描き終えて、枝を放り投げる]
生と死は、意味などなくただそこに在る。
[無意識に胸ポケットに行っていた手に苦笑]
ライデン君、煙草は燃やしちゃいけない。
バチが当たるよ。
ここに生きていたかどうかは、どうでしょうね。
[エビコの問いにそう答え、描かれた針金人間の絵には笑いを堪えた。
ライデンの薬草煙草の言には]
向こうに着いたら、普通の煙草を買うよ。
[魚に手を伸ばす、猫の陰を見たまま言った]
忘れることが怖いんだろうね。
[立ち上がり、両手を組んでぐっと背中を反らした]
君の生きていた記憶が薄らいでいくのが怖い。
[焦がれる人の姿は見えず、瞳が捉えたのは佇む少女の姿]
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