情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[そう言って湖に浮かぶ大きな篝火に視線を移し、指をさす。そしてやがて視線をトゥーリッキと白蛇に戻せば]
この国では蛇は家や牛など家畜を護る主のような存在だ。
…君の相棒も、演舞も、コッコのように皆から喜ばれるものになるだろう。
[相変わらず無愛想な顔だが、彼にしては最大限に褒めたつもりだろう。どうやら人間嫌いな彼でも、白蛇を通してトゥーリッキはまだ話せる人間、と見たようだ]
―――あと面白い風習ならサウナに入って湖に飛び込む、なんてものがある。
[そう言って彼にしては珍しく冗談めかすように小さく笑って情報を付け足した]
トゥーリッキ、君も楽しむといい。
だが間違ってもそこらの飲んだくれの様に羽目でも外して僕を笑わせるような真似はするなよ?
[そう言って眼鏡をくいっと直し、酒を飲みすぎるなと注意をした。それはまるで先に出会った司書や盲目の男を彷彿させるような物の言い方だったが、その飲んだくれが彼等を指すことは外国の人間である彼には分からないだろう]
では、僕はこれで。
[被った帽子のつばを下にさげて会釈をすれば、ニルスはトゥーリッキの前から去って行った。暫くは蝶を探すために湖畔の辺りを歩くだろう]
―湖畔―
[トゥーリッキと別れた後、すぐに耳に入ってきたのは聴いたことのない歌と湖畔に響く木槌の音。目を向けなくとも分かる声。たまに山中で出会う養蜂家だろうと、ニルスは特に気にする事なく歩を進める]
この様子だと蝶などいないのだろうな。
…全くもって、つまらない祭りだ。
[ふと幼少の頃に母に連れて来られた夏至祭のことを思い出す。それはまだ彼が蝶など一ミリの興味も持っていなかった頃。そのまま遠い昔の記憶に思いを馳せようかと思ったが、やめた。木槌の音と共に、ずきずきと頭に痛みが響く]
…休むべきかな。
[眉間に皺を寄せ、溜め息を吐けばニルスは休めそうな場所はないかと探し始め、すぐ近くの用意されたベンチへと腰を下ろした。自宅に帰ればいいものを、帰らないのは未だ蝶への執着が拭いきれないからだろう。ベンチの肘置きに肘を置いて頬杖をつき、遠目で騒ぐ人々を煩わしそうに見ながら休み始めた]
―湖畔・ベンチ―
[養蜂家にそいつはご難儀だと言われれば>>208、ああそうだね、と淡白に返す。眉間を揉んだりとするが頭痛は一向に引く気配がしない。すると少し間があって目の前の男から一つの提案がされた>>211]
コテージか…確かにそこなら寝具も揃っているな…。
[そう言ってコテージの建つ場所を眺める。自宅に帰るよりかは遠くない。彼の言うとおりそこで休んでから村に戻るとしよう。そう決めるとニルスはふらりとベンチから立ち上がる]
…ありがとう、ダグ。
君の提案に乗ることにしよう。
[立ち上がれば養蜂家の肩をぽんと叩き、礼を言いながら横を通り過ぎる。彼も一緒にコテージに行くと言うなら何も言わず共に*向かうだろう*]
[1] [2] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了