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─回想・煌星学園廊下─
[真剣な顔つきで椎名の披露する知識に感心していれば、前方を歩いていた長澤たちに唐突に声をかけられる]
……っは!? は、はい!
いき、いく、いくます……っ! こんにちはっ……!
[びくり、と飛び上がって、勢いのままにこくこくと頷く。
懐っこく声をかけられたものの、目の前のグループの誰もに、見覚えがない。
上履きを見れば、皆1学年下であることを表している]
……しいな、くん。しり、あい?
[胸元を押さえて、逸る心音を落ち着かせつつ、動じぬ様子で応える椎名に尋ねた。
会話が弾めば、緊張した面持ちで応じつつ。 「一緒に行こう」という誘いには、どうにか首肯したはず]
ー回想・公園ー
[塾の生徒たちが来ないというのは意外だったが、こうして寺崎と会った以上は一緒に行かないわけにもいかない。
ーーいや、本当は誰も来なくても行ってみる心算ではあった。良い口実ができた、というのが本音だった]
優しい……、か。俺のは甘い、とも言うぞ。
[会う場所が普段と違うせいか、一人称がくだけていることには自分では気づかない]
[辺りを見回した時に見つけたのは、倒れたアンの姿と、青白い光の塊。]
二宮さん?
[声を掛けようかと迷ったその時、青白い火の玉から声がしたような気がした。]
…何、それ。
誰か悪戯でもしているんでしょう?
二宮さんも倒れてないで、起きなさい。
[火の玉のようなものが消えた後。
椎名の楽しげな声を聞いた。]
…椎名君まで、こういうときに冗談言わないの。
いくらオカルト好きだからってちょっと演出過剰じゃない?
[戸惑いと微かな不気味さを感じながら、椎名を窘めるような声色で]
[と、そのとき。
闇を切り裂くような警笛の音とともに、目も眩むばかりの光が辺りを包み込む。
何かを考える前に、とっさに寺崎を庇うように駆け寄った。
ーー強烈な光の中、怪しい炎に取り囲まれる女生徒の姿が浮かび上がった。
あれは……二宮?
3日前、塾ではしゃいでいた生徒たちの1人だ。
しかし、何故駅ではなく公園に?
ついさっきまで、いなかったのに。
そう思った瞬間、二宮の身体がぐらりと崩れ落ちる。]
二宮っ!!
[駆け寄ろうとするが、何かに足を掴まれたように動けない。
呆然とその様子を見届けて、光が去った後。
周囲を確かめると、そこはーー電車の中、だった。]
─列車の中?─
[何か警笛のような音を聞き、まばゆい光に包まれたかと思うと、いつの間にか場所が変わっていた。
どうやら列車のような内部。
傍らに小鳥遊が居る事を確認した後で、周囲をこわごわと見回す。こんな体験は後にも先にも初めてだ]
…なんだ、ここ…?電車の、中…?
[列車に乗り込んだどころか、改札を通った記憶もなかった。
ただ、分かるのは、周囲には同じく困惑顔をした複数の男女…そのほとんどが、顔を見知った学園の生徒だと知る]
お前ら…?どうして?
[何が起きたのか、すぐには飲み込めない。以前聞いたかもしれない偽汽車の噂についても、すぐには思い出せなかった]
…あ。
[そういえば水筒を須藤に貸しっぱなしだった気がする。
彼も此処にいるのだろうか。もしそうなら返してもらわないと。
ちょっとだけ、喉が渇いたし。]
−回想−
[学園を離れ、駅へ向かっている途中、村瀬がコハルと呼んだ三枝の姿や、もしかしたら近藤にも合流するかもしれない。
そうであるなら三枝、近藤にに軽くこんばんわ、と挨拶して名乗っただろう。]
意外と、たくさんの人くるのね。
やっぱ面白いから、かしら。
[ぽつりとそう呟く。
無論、自分もその一人ではあるが。
それだけ興味を持っていた人がいたということなのだろう。]
―回想―
先輩だったすか!さっせ。
[クルミの言葉にバクが上級生であったことを悟り、本人なりには多少敬語を使っているつもりだが態度や言葉はあまり変わらない。]
目的地一緒なんすから一緒にー
俺オカルトそんな詳しくないんすよねー
[合流した皆でオカルト話などをわいわいしながら駅に到着した]
―回想終了―
───!
[動揺していると突如悲鳴のような声を聞き]
二宮?おい、どうした?!
[小鳥遊と共に倒れた女生徒の側に駆け寄る。
身体にまとわりつく鬼火は本物なのか、幻想なのか。炎が消えた後で、恐る恐る彼女の身体を改める。
鼻の上に手をかざすが、息が当たらない。
首元に触れるが、そこに脈動はない]
な、んだ…これ。
[どこかで気が触れたような椎名の声を聞いた気がしたが解釈するまでに至らない]
−駅→電車の中−
[駅に辿りついて今は何時だろうか?
そう思って今何時だろうと時計を見る。
ちょうど針が0時へと刺すところだった。
警笛の音が聞こえたかと思えば共に眩しい光に目を瞑った。]
…はい?
[ここはどこもなにも、普段通い、見ている電車の中だ。
その中に先ほど一緒にいた人、知っている人もいれば、名前を知らない人も。]
[椎名の声の代わりに、やたらと響いて届くのは誰が発しているか分からない声。
鬼がどうとか、帰してやろうとか、…一体なんの事だ]
……。
[呆然としている片手には、小鳥遊から借りた水筒が握られている。
持ち主がその手から取り上げるのは、いとも簡単にできるだろう]
─列車の中─
[突然のことに驚きながらも、近藤はすぐさま理解した。
噂が事実であったこと。
自分たちが、人ならぬモノのテリトリーに入ってしまったこと。
そう、小山内たちのように。
そのとき、耳慣れぬ男の声が耳に入る。興奮したような口ぶりの、その私服の男子は、しかし、近藤にとっては頷ける意見を口にしていた。
彼の口から「ウミ」という名前が出て、近藤は悟る。――彼が自分の同類であること。]
回想
[村瀬、櫻木と共に歩いていると複数の人物と合流してゆく。
その度に当たり障りのない挨拶をし、初対面の者がいれば自己紹介をしただろう。]
ああ、やっぱり星が綺麗だ…
一度帰って望遠鏡を持って来るべきだったかな?
[愛おしそうに星が煌めきだした空を見上げ1人ゴチる。
駅に着いても暫くは星を見上げていた。
しかし星の柔らかな煌めきを消し去るかのように辺りが白く光に包まれ]
な、何が起きたんだ?
ここは…電車の中?
[気がつくと電車の中に立っていた。]
ええと、須藤先生?
ちょっと水筒返してもらいますね。
[一度断ってから、須藤の手に握られている水筒を返して貰った。
蓋を開け、熱い茶を啜る。]
…ふう。
[一息ついたけれど、状況は何も変わらない。
どうしたものかと言いたげにため息を吐いた。]
―回想・廊下→駅前―
[椎名からの返答に、感心したような声音で]
ほほう…呼び出しくらって私服で来ちゃう度胸、プライスレス…!
はーい、気をつけまーすっ!
…って、ご一緒してもいいんですか?
人数は多い方が楽しいですしねー。是非ご一緒させてくーださいっ!
[にこにこと笑みを浮かべながら愛想よくそう言うと、三枝の方に視線を向けて]
もーうっ!先輩なんですから、あたし達に敬語とか使わなくていいですよーう。
えへへっ。もっと気を楽にしてオッケーです!
あ、あたしクルミっていいます。この子はリウで、あっちはヨシアキ。
宜しくですー。
―回想:公園前―
[自分の事を「甘い」と評する塾講師に対し、結構あっさりと切り返す。]
好かれるのは良いことなんじゃないですか?
…まぁ、ここに居ても塾のやつらが来る保障は無いし、行きませんか?松柏駅。
[鞄を持ち直し、近藤の返事を待たずに駅へと向かいだそうとしたその時だった。]
[恐らく三枝には人見知りの気があるのだろう。表情にそれが凄く出ていた。
一緒に行くのだから、ちょっとは緊張を解いて貰えたらな。なんて思いつつ、なるべく柔らかい感じの声を出すことを意識しながら笑顔を浮かべ、軽い自己紹介的なモノをしてみる。
途中合流した上級生と共に、駅までの道のりを歩く。道中椎名が話してくれた数々のオカルト話はとても興味深く、聞き入っているとあっという間に駅前に辿り着いていた。
そして気がつく]
…あ。クレープ…。
[椎名の話が面白すぎてすっかり頭から抜けてしまっていた]
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