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[倒れる男、事切れようとする命。
ぞくりと背筋を走るものと湧き上がる焦燥。
一瞬の後、我に返る]
そういえば、何故、殺しているのかね。
よもやここでまで、職務に忠実であるというわけでもあるまい。
[ずず、と引き摺る重石に手を触れた。はらりと白い甲殻類が剥がれ落ちその下、
錆びた金属の色を覗かせる]
[笑いかけてくる気狂いに、
よくも笑うと学者は薄く眉根を寄せる。
じくりと残る痛みと、もうひとつ。
問うに根拠は何もない]
アレを呼んだのは――、君か?
[呪わしき水底の、絶望。
絶たれるべき望みなどここには何もないのに*]
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