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おや、おや。
言うようになりましたねえ。
おじさんは、うれしいやら、寂しいやら、です。
[言われように、むしろ楽しげに目尻にしわを寄せた]
ええ、それは差し上げます。南の町で――ちょっとしたうわさ話を聞きいたもので。
梟は、悪いものから持ち主を遠ざけてくれると言いますし、よいでしょう。
[――噂の内容を口にしかけて、口を閉じる。
逡巡は、かすかなひらめきと、青年の梟をなぞる仕草で終わった]
そういえば、アーヴァインが険しい顔で歩いていましたね。
――なにか困ったことでもありましたか?
[いつもと変わらぬ細い目で、訪ねる。
歩む速度は変わらぬまま、家を*目指す*]
[褒められると照れ笑いを浮かべ]
えへへ。
シャロおねえちゃんのママは奥様だから、センゾクのコックさんがいるんでしょう?
[どこから仕入れた話なのか、話す頃には家が見えてくる]
うん、じゃーね。
送ってくれて、ありがと。
[礼を言って玄関に駆けていく。手を振ろうと振り返り、腕を上げたところでふと動きが止まる]
あれ、…パパ?
[人影が見えた気がして目を瞬いた]
――南の町?
[「うわさ」。
その言葉に少しだけ引っかかるものを感じるも、
梟の彫り物が珍しくて仕方が無い。]
そっか。梟ってそんな意味があったんだね。
じゃぁ、このナイフは僕にとってお守りになるね。
――へへっ、後でハーヴェイにでも自慢しようっと。
ありがとう、ヒューバート。
貴方にも、災いが降り懸りませんように。
[家路に着く後姿を見送りながら。
少年の唇は、祈りの言葉を小さく紡いだ。]
[ウェンディを家まで送って]
結局、誰にも言ってないや。こういう時って誰に相談するのがいいのかなあ…。
俺に全部任せろ! とか言ってくれる頼りがいのある男性がこの村には…。
[居るような居ないような。]
…悩むところね。
[土産を興味深そうに眺める青年を見れば、自然と目を細めて]
まあ、何かの役に立つこともあるでしょう。
もちろん――封筒を開けるのにもね。
[気をつけて帰りなさい、と手を振ると、ラッセルと別れる。耳に届かぬ祈りを、背に受けて]
やあウェンディ、ただいま。
お利口にしていたかい?
[やがて見えた少女の姿に、目尻を下げた]
―― 自宅兼医院 ――
え?
ああ、アーヴァイン、悪いが忙しくてね。
今でないとダメなのかい?
[スカーフで口元を覆った姿で、屋根裏部屋と下を行ったり来たり]
あとで話は聞いておくから。
ニーナに言伝を頼む。
相変わらず小銭しかねーんでな・・・
先に払っとくから適当に見繕ってくれや。
[ちゃりちゃりっと一食と一杯がギリギリの硬貨をカウンターに投げ出した]
・・・そういやおめーは何か聞いたかよ。
アーヴァインがどうのってつまんねえ話を耳にしたんだが。
パパ!
おかえりなさいっ。
[声をかけられると、すぐに駆け出して抱きついた]
ウェンね、ウェンね、毎日パパのご本読んでいるのよ。
それにね、今日もママのお手伝いするのよ。
[腕を絡めたまま見上げると、堰切るように問いに答えた]
[>>41クインジーに食事を酒を提供しつつ答える]
魔女狩りが再開されるとかいう話?
聞いたわよ。
でも、いくらなんでも時代錯誤も甚だしいわよ。
[肩を竦める]
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