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[ふう、と大きく息をつく]
………………
雨園君、手伝わないと………
[先だっての激昂の興奮はもうすっかり消え、
重い体を引きずってタカハルを探しに踏み出した。
目印は、黒い傘。
時折くらくらと襲い来る眩暈にしゃがみこむ。
その度に吹く小さな風。しばらくふらふら歩きまわり、
その傘がある空き家の前に留まっているのを見つけた]
ごめん、遅れた。手伝うこと、ある?
[呼吸を整えると、ぐいと袖で汗を拭いながら聞いた]
....けて.....
私のことはもうどうでもいいから山を降りて
助け...て.....
下にいる子達にもそう伝えて
行き....たくない
そうだなァ。
誰も死にたい奴なんていないだろうぜ。
[無造作に灯油をハナミズキの根元に落とし始める]
[つんとした揮発性の匂いが、周囲に不協和音を落としていく]
[その扉から少し離れた地面、雪の重なった土に火のついていない蝋燭を一本突き刺すと、隣の家屋へビニール紐を伸ばして歩き、途中の部分をやはり扉の中央辺りに貼り付けて]
……これで。
[そうして家屋を巡っていく。半分ほど――丁度大きな半円ができたところで、バクの声に振り向き]
……もう半分です。
あと半分で……陣が、円ができる。
何をかけてるの?
燃やすの?
.....................................................................................................................................................。
...............................。
………つか。
結ぶ者っての、もう死んでるんじゃねぇのかねぇ。
…や、結んだ相手がペケレセンセや風雪センセだってことを鑑みての話だが。
……そっか。
[小さく頷くと、無表情で、収まらない汗と血を乱暴に抑えて]
兎の悪魔が、あの子を乗っ取った。
儀式、間に合わないとせんせがあの子ごと、殺す、って。
ヤメテ.....
木も燃やさないで........
燃やして....
燃やされたら....
私......
ニキハシヌヨ?
[ネギヤの声をドウゼンに語りかけさせる。]
殺さないでくれ.....たった一人残されたかわいそうな姪なんだ....
そんなことをしてしまったらニキまで死んでしまう...不憫だろ?....人の心があるのなら後生だ.........燃やさないでくれ....]
大丈夫ですか、
[バクの様子に問いかけつつ、兎とニキの話を聞くと]
兎が、……これ以上、死者は出したくありませんね。
急がないと。
[ふ、と、次の家屋へと向かう。ビニール紐を張り、蝋燭を立てていく]
すぐに火がつき 燃え上がるだろうハナミズキの老木…。
炎の中に見える少女と兎・・・
また 今度も助けられないのか…。
[突風を吹かし捨てたマッチを階段の方へと吹き飛ばす。ニキを木の足元に座らせる。]
これでも燃やせる?私も燃えるけど?
……正直、あんま大丈夫じゃねぇかな。
流石に、さ。何か、すげー、疲れた。
[ゆるゆると首を振る]
……ん。急ごう
[それでも彼が許すのならば、蝋燭を手にとって作業を手伝い]
結ぶ者探しだとかで人を殺しといて何抜かす。
お笑い種だな。
しかしあの結び方…風雪センセの素性を知ってたんだとしたら…。
[ぶつぶつ。]
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