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[1階に下りて下駄箱に戻ってきた。]
なんだ、あるじゃないか。
ってことは校舎に残ってるってことか?
[下駄箱には少なからず靴があるように見えた。]
外に出てないのか?それとも残して何か狙ってるのか?
ああぜんっぜんわかんね、だけど敢えて外を出るを選ぶねッ!
[意を決し、自分の靴に手をやる。]
[その手は靴に一切かかることはなく、たまらず声を失った。]
あーあー。これ古典的かつ未来的なやつ。つまりホログラムってやつでしょうか。
信じられませんよ俺。
こんなん。
[つみあがった情報が方向性を示していることにとうに気づいている。]
多分、閉じ込められたっぽい、ってことでいいんだよな。
いや、上履きで校門の外に逃げればいいんだろう。でも―失敗したら?
[最後のチャンスを、失いたくない気持ちが働いていて。]
[人気の無い校舎に絶叫は響いただろうか。音の通りは良いだろう。
へたりこみ、心配そうに見つめる犬にまとわりついた。
無言のまま、立ち上がるとあてもなくふらふらと移動をはじめた。]**
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