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回想
[村瀬、櫻木と共に歩いていると複数の人物と合流してゆく。
その度に当たり障りのない挨拶をし、初対面の者がいれば自己紹介をしただろう。]
ああ、やっぱり星が綺麗だ…
一度帰って望遠鏡を持って来るべきだったかな?
[愛おしそうに星が煌めきだした空を見上げ1人ゴチる。
駅に着いても暫くは星を見上げていた。
しかし星の柔らかな煌めきを消し去るかのように辺りが白く光に包まれ]
な、何が起きたんだ?
ここは…電車の中?
[気がつくと電車の中に立っていた。]
―電車内―
[目の前の状況が何処か他人事のように視界を流れていく。
思考が追い付かず二宮が倒れてゆく様子がスローに見え]
意味が、わからない…
[ぐらりと身体が揺れるのを何とか耐え、ぐるぐると回る頭を抑える。
青く光る火の玉のようなものから聞こえる声に視線を其方に向けて。]
鬼、殺す…
はは、随分と手の込んだアトラクションだね。
[乾いた笑いと共に呟いた言葉はもはや現実逃避であるとしか思えず。]
[頭の中で状況を整理しようとしていると誰かの愉快そうな声が聞こえる。
其方に意識をやればそれは見知った顔の者で]
椎名、君?
キミは何かを知っているのか?
それに、投票って…?
[楽しそうな彼の様子に苦虫を噛み潰したような表情で近づく。
しかし彼に辿り着く前に見知らぬスーツの男が拍手と共に立ち上がる。
皆の顔を見渡した後に男が発した言葉に茫然とし]
しょ…貴方、何を…
[スーツの男に詰め寄ろうとした時、胸の辺りが焼けるような感覚に見まわれ胸元を押さえて立ち止まる。
その間に須藤が男に詰め寄るのをただただ見つめ]
[服に皺が寄るほどに胸元を強く握っていると、すぐ近くから櫻木の声がかかる。]
櫻木さん…ああ、大丈夫だよ。
ちょっと、ふらついただけだから…
[彼女の声に応対する頃には胸の痛みも収まり、気を落ち着かせるように服の乱れを正す。]
キミこそ大丈夫?
怪我とかは、してない?
[状況から目を逸らすように彼女に微笑んでみせるも、苦笑いのようにしかならず。
近藤と名乗った男と同じように周りの顔を見渡し少しだけ顔を歪ませた。**]
ああ、いや…
櫻木さんだけ座るといいよ。
今座ったら立ち上がれなくなりそうだ。
[櫻木の座るかという問いに首を振る。
大きく息を吐き幾らか落ち着きを取り戻せば]
状況はよく理解し難いけれど、
今が危機的状況なのは理解しました。
僕は…何か鬼に対して対抗の出来る人について話す前に聞きたい事があります。
近藤さん、でしたっけ?
その、隣に移ってもらう人の投票は皆で意見を合わせるんですか?
それとも各自が選んで投票を?
[まるで講師のように現状を説明する近藤に、すっと手を挙げ質問を投げる。]
出てくるのなら問題は無いと思いますが、身を潜めるのなら余程上手く隠れて貰わないといけないように思います。
それに票を揃えないのなら…
鬼の声が聞ける、という方に投票で意志を示して貰うことが出来ない。
しかし、この状況で票が揃うとは考え難い。
…僕の懸念事項はこんな感じですね。
[ゆっくりと周囲を見渡し表情を曇らせ、再び近藤へと向き直る。]
じゃあ、どうするんだという話ですよね。
他人に意見を委ね思考を止める事は愚かな事だ…
僕は鬼が見える人にも鬼の声が聞こえる人にも出てきて貰いたい。
ただでさえ状況を判断する材料が少ない。
なら、少しでも信用に足る人間を増やしたいと考えます。
[人見知りの過去からあまり喋り慣れていない所為か少し頬を上気させ扉にもたれ掛かる。**]
[扉に凭れ掛かっていると村瀬と小鳥遊がボイスレコーダーの横にお菓子を置いていくのが見える。
あの2人の何処か変わらない様子にふわと表情を和らげる。]
僕も、貰おうかな。
小鳥遊先生もありがとうございます、戴きますね。
[ボイスレコーダーにあまり雑音が入らぬよう静かに近づきチョコとマシュマロを手に取る。
もといた場所に戻り一息つくと]
…寺崎君の投票先を伏せる件は少し同意しかねるな。
出来れば疑う先とその疑う理由を聞きたい。
そうしないと情報が増えていかないと思うんだ。
[友人に意見するのが怖いのか、言い辛そうに言葉を発する。
その空気を振り払うように少し声のトーンを明るめに自己紹介をはじめる。]
ええと、自己紹介が遅れたね。
僕は弓槻臣哉。天文部の部長をしている。
…と言っても部員は僕一人なんだけどね?
ちなみに2年です、よろしく。
[宜しく出来る状況ではないと解りつつも精一杯の笑みを浮かべて自己紹介を終える。
そしてチョコを口に放り込むと椎名の方へと向かう。]
椎名君、僕も一緒に行くよ。
青玲の事件を聞く限り余り一人になるのは良くないみたいだしね。
[椎名に一言かけると一度村瀬の方へと向き直り声をかける。
女生徒たちを見回し]
村瀬さん、櫻木さんのこと宜しく頼むよ。
あと三枝さんと1年の子たちのことも。
何かあったらすぐに呼んで。
―回想―
村瀬さん…無理はしちゃだめだよ?
[言外にこの場に留まるように伝えたつもりであったが彼女はそれを突っぱね共に行くという。
ちらりと櫻木を見やるが軽く首を振り村瀬に向き直る。
まるで子供にするようにぽんと頭を撫でたのは彼女にどうとられただろうか。]
そうだね、そうかも。
その、出来る限り誰かの役に立ちたいんだ。
助けられっ放しだから…
恩返しがしたい。
[椎名の柄じゃないと言う発言にクスリと笑みを零す。
真っ暗闇の外を見つめ窓が開かないか確認しながら何処か譫言のように呟く。]
[一向に開く気配のない窓に焦燥感が募る。
反対の窓も調べようとした時、そばを歩いていた小鳥遊が震えているのに気付き]
小鳥遊先生、大丈夫です。
僕らがついてますから…
[何の根拠もないがただ小鳥遊が少しでも安心してくれればと声をかける。
寒気からくる震えではないと知りつつ自身のブレザーを彼女の肩にかけ]
元気になるおまじない、です。
…大したものじゃないですけど
[ころんと彼女の手に金平糖を転がせ、再び窓の確認へと戻る。
遂には何も得るものはなく肩を落とし元いた車両へと戻った。]
―回想終了―
[4号車へと戻り、誰かに結果を聞かれたならば他の皆と同じように静かに首を振っただろう。
ボイスレコーダーを聞くと言う村瀬と共に皆の声を聞くことにする。
先程出し損ねた金平糖をそっと隣に置き]
見事に意見が割れているね…
[思案顔で俯き先程までいた扉に戻り暫く思考に耽る。
そしてひとつため息を零せば意を決したように顔を上げ、渋い顔のまま]
どの意見が多いのは判らないけれど、これ以上この話をしても意味はないと思う。
[そこまで言い切り一度言葉を切る。]
僕は、鬼を見分ける事が出来る。
[皆の顔をぐるりと見渡し言い放つ。]
今は言うタイミングじゃなかったかも知れない。
でもいつまでも出るかどうかの話し合いをしている訳にはいかない。
皆、申し訳ない。
[徐々に語気が弱くなっていく。
自分勝手なことをしか自覚はあった為、皆に向けて一度頭を下げる。
先程言い放った時よりは随分と辿々しく言葉を継ぐ。]
と言っても、自覚したのはさっきなんだけどね。
星々が僕達を天命の元に運命を巡らせ、悪しき者を浄化へと導く。
僕は、その手助けが出来るらしい…
[胸元から小さな星を象ったネックレスを取り出し強く握り締める。**]
やっぱり余計な事をしてしまったみたい、だね。
本当に申し訳ない…。
[皆の視線、意見に昔の自分が思い起こされ目線が下がり俯いてしまいそうになる。
しかし自身の役割を思い出し震えながらも大きく息を吐く。
再び顔を上げて皆の方を向き]
でも、出た以上皆の力になれるように頑張るよ。
まずはまとめ役の話かな?
出来るだけの事はするつもりだけれど、期待はしないで欲しい。
その…余り人の話を纏めるのは、苦手なんだ。
最終決定だけ皆に伝えられれば大丈夫かな?
勿論、私情は挟まない。絶対に。
[言いきってから三枝の方を向き直り]
三枝さん返事が遅れてすまない。
残念だけど時間を挟んで1人ずつしか見れないんだ。
一度に全員を見分けられればすぐにでも帰れるんだけどね…
本当に、ごめん。
[彼女に向け申し訳なさそうに頭を下げる。]
僕の考えは、述べてもいいのかな?
僕が気になったのは、やはり近藤さんと椎名君かな。
最初にこの状況を喜んでいたのは不思議というか、正直おかしいとしか思えない。
でも、色んな問いかけや提案をしてくれている。
ただそうであるからこそ彼らが鬼だったら怖いなとも思う。
それに少し気になったのが、皆が同意しているから言い出しづらいんだけど…
以後自身の能力の有無を伏せるという事。
僕は表に出るからには、鬼もしくはそれに連なる者を1人でも引き摺り出せたらと考えていた。
それ故かも知れないけれど、近藤さんの意見は鬼に逃げ道を与えたように見え…ました。
今後もし偽者が出てきた時に色眼鏡をかけられるのは僕としては、避けたいしね。
でも、隣の車両に移ってもらう程でもないんだよね。
逆にこれからも意見を聞いて判断させてもらいたいと思っています。
だから、希望としては近藤さんを見たい。
そして提案はしてくれているけど、これと言って決定打となる発言が見えてこない椎名君に移ってもらいたいかな…?
[見知った友人を希望先に挙げることはやはり抵抗があるのかチラリと椎名の方を見る。
]
あと、もしその2人を候補から外すとすれば他に希望は…
とにかく意見の見えにくい人から希望を出したい。
ただ…僕も人の事は言えないのだけれど。
ごめん、櫻木さん。
僕にも聞かせてくれないかな。
[他の名前を挙げようとするがそこで言い淀み、曖昧な表現を口にする。
誤魔化す様に苦笑いを零すとそそくさとボイスレコーダーの方に寄って行き]
[ボイスレコーダーを聞きつつ一度皆の方へと向き]
ああ、あと寺崎君の意見は僕的には怪しくは移ってないかな。
気になる所は言わせてもらったしね。
もし寺崎君が鬼だとするなれば少し悪目立ちする発言だと思った。
あと気になってるのは成瀬さんが一番に希望を言った所?
ただただ一番になっただけならいいし、多分そうなんだろうけど
鬼が今後の主導権を握りに来たと邪推することも出来る。
一番に希望を言えばその意見に引きずられる人もいるだろうし。
すごく失礼な発言なのは自覚しているよ。
…ちょっと、いっぱいいっぱいなんだ。本当にごめん。
少しコレに集中するよ。
[申し訳なさそうな顔で前髪をかき上げ頭を抱える。
謝罪を口にすればボイスレコーダーを指さし暫し其方に集中し**]
近藤さん、わざわざすみません。
どうも皆の意見が他の話に紛れてしまって…
明確な希望だけもう一度簡潔に言ってもらえると嬉しい、かな。
[ボイスレコーダーから顔をあげ、皆から少し離れた扉の前に戻る。
少し咳を零しつつ手帳を取り出すと複数名の名を書き連ね]
出来れば僕が見るべき先の希望もお願いしたい、です。
[常のように話していたが相手に先生や近藤がいる事を思い出し、慌てて敬語を付け足す。]
話の途中だったらすまない。
今日、隣の車両に行ってもらうのは…椎名君でいいんだよね。
そして僕が皆の意見から鬼を探る。
椎名君、ごめん。
もう少し話が聞けたら良かったんだけど。
…隣の車両にいてもらうだけだから。
[椎名に向け言い辛そうに言葉を放つ。
先程から仄暗い嫌な予感が頭から離れない。
どうか何も起きませんようにと胸元を強く握り締めた。**]
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